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予防歯科

治療する前の予防が大切!予防歯科で行うこと

歯科医院は、虫歯や歯に痛みがあるなど、何かあった時に行く場合や、治療の継続で行く場合が多いと思います。

しかし、何らかの症状が出た後となると、治療期間が長くなることも多く、歯を削ることや歯を抜くことも場合によっては出てきます。

町田歯科では、常々お伝えしているように歯を守るための予防メインテナンスを重視していますが、治療になる前に、予防のために歯科医院に行くことが大切です。

早期発見・早期治療を行うことができれば、治療自体も短期間で済みますし、治療費用も結果的に少なくなります。これが予防歯科の重要性です。

予防歯科で行うこと

患者さんのお口の状態を確認、リスクを把握

患者さんのお口の状態を確認、リスクを把握

予防歯科で行うことは、まずは患者さん自身のリスクを確認することから始まります。お口の全体的なチェックを行い、虫歯の有無や詰めものや被せものの状況を確認していきます。

歯茎の状態チェックも行い、レントゲンの写真を撮影することもあります。加えて、歯磨きの状態を確認します。

患者さんそれぞれに磨きやすい場所とそうでない場所があるものです。普段の歯磨きの状況に加えて、歯間ブラシやフロスなど、補助器具の使用状況も確認します。

磨けていない場合は、どこが磨けていないか確認するために「染め出し」という処置を行います。子供の時に使用した経験があるかもしれませんが、磨けていない場所に色をつける薬剤を使用します。

患者さん自身でお口の中のケアができるように

大切なのは「患者さん自身が、ご自分のお口の中をケアできる状態にすること」です。

歯科医師や歯科衛生士が歯のお掃除や歯石取りを行うことが多いと思いますが、これはお口の中をセルフケアができる環境に整えるために行っているのです。

最終的には、日頃の歯磨きや歯のお掃除でがケアできないと、ご自身での予防につながりません。そのためには、患者さんが自分のお口の中のリスクを知っておく必要があります。

磨き残しの多い場所の把握も大切ですが、もう一歩踏み込んで唾液の性質、細菌の種類や量などを調べることも、リスクの検査として行うこともあります。

虫歯のリスク検査とは?

虫歯のリスク検査とは?

虫歯ができる要因を挙げると、

  1. 歯があること
  2. 細菌がいること
  3. 糖があること
  4. 時間が経過すること

この4つがあります。いわゆる「カイスの輪」と呼ばれるもので、これら4つの要因が重なり合って、虫歯ができてしまうのです。虫歯ができる原因については虫歯の菌はいつから口に住み着くの?のコラムでも詳しく解説していますので、併せてご参照いただければと思います。

虫歯のリスク検査において、代表的なものには歯垢と唾液を用いた検査法があります。これらの結果から、虫歯のリスクを把握することができます。これだけで虫歯になる・ならないが完全に決まるわけではありませんが、リスクを知っておくことが今後の予防につながります。

歯垢を使う検査法(カリオスタットなど)

カリオスタットとは、歯垢を採取して培養することにより、どの程度酸を作り出すかを見ることができる検査です。色により評価して、危険度を把握します。

唾液を使う検査法(デントカルトなど)

唾液を使う検査法は様々あり、唾液の緩衝能(かんしょうのう)を確認する試験や、細菌数を測定するものなどがあります。

緩衝能というのは聞きなれない言葉ですよね。唾液には口腔内の汚れを洗い流し、口の中の酸性環境を中性にする作用があり、この「酸性に傾いたお口の中を中性に回復させる機能」のことを緩衝能と呼びます。

緩衝能が弱いと虫歯にもなりやすいことが知られており、また、唾液自体が出にくい疾患もあります。そういった方たちも虫歯のリスクが高くなり、実際に虫歯になりやすいことが多いのです。

これらの検査結果から、虫歯のリスクをある程度評価することができます。今まで調べたことがない方や、興味がある方は、ぜひかかりつけの歯科医の先生や衛生士さんに聞いてみましょう。

プロフェッショナルケアとは

プロフェッショナルケアとは

歯科医院で行う清掃はプロフェッショナルケアと呼ばれ、普段のご自身の歯磨きでは落としきれない汚れや歯石、着色を落とします。町田歯科では歯のメインテナンスページでご説明しているとおり、PMTC(プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング)という処置を行います。PMTCについてより詳しく知りたい方は、PMTCってなに?の記事もご覧ください。

滑らかできれいな歯の表面は、汚れがつきにくくなり、虫歯のリスクを下げることにつながります。歯石や着色落としを行った後には、フッ素塗布を行い、さらに歯の質を改善させて虫歯の予防効果を得られるようにします。

こういった処置を患者さん自身で全て行うことは難しいため、定期的に歯科医院でチェックしたうえでプロフェッショナルケアを行い、口腔環境の改善に努めていただくのが良いでしょう。

お子さんの場合は、乳歯の歯質強化のため、親御さんがフッ素塗布を希望されるケースが多いです。子どもは、歯周病のリスクについてはあまり心配ありませんが、虫歯のリスクはあります。

虫歯のリスク評価やフッ素塗布、場合によっては虫歯予防のためのシーラント(溝を埋める予防処置)を行うことによって、虫歯のリスクを下げることが可能になります。

日頃からの予防こそ、何より大切

歯医者での治療というと、どうしても痛い、怖いなどネガティブな印象を持たれる方も多いと思います。町田歯科では徹底して痛くない治療を行いますが、やはり虫歯がかなり進行してしまえば、歯を削ったり、抜歯などの処置も必要になってしまいます。そうならないためにも、予防が大切なのです。

予防に時間と手間をかけることは、最終的には時間の節約、そして医療費の削減につながります。日頃のケアがきちんとできているかどうか、そして自分のお口の中の状況や、虫歯のリスクなどを定期的に確認するようにしましょう。予防的に歯科医院に通う習慣をつけることが、自分の歯を守るためには何より大切です。

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