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歯のメインテナンス

PMTCってなに?

町田歯科が提供する歯のクリーニングメインテナンスでも、PMTCという言葉が出てきます。もちろん各ページでも説明していますが、やはりこの単語を初めて耳にすると、何のことだろうと思う患者さんもいらっしゃるでしょう。そこで今回は、このPMTCについて、より詳しく解説したいと思います。

上記の各ページに記載しているとおり、PMTCとはプロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング(Professional Mechanical Tooth Cleaning)の頭文字を取ったものです。とはいえ、英語だけでは伝わりづらいですよね。日本語にするなら、専門家による機械的な歯面清掃、つまり「プロ(歯科医師、歯科衛生士)による専用機械を使った歯の清掃」となります。

PMTCは大枠で言うなら、歯科医院で行うクリーニングに含まれます。歯科医療、特に予防歯科の分野が進んでいるスウェーデンのアクセルソン博士という方が提唱しました。

歯のクリーニングとPMTC

ご説明したとおり、PMTCも歯のクリーニングの一環です。しかし「お口の中の何を清掃のターゲットにするのか?」で、一般的な歯のクリーニングとPMTCは異なる部分があるのです。

歯科医院で行う歯のクリーニングは、日常の歯磨きで落とし切れなかった汚れや着色、歯磨きでは取り切ることのできない歯石の除去を目的としているのに対し、PMTCでは、さらにこの歯のクリーニングでは落とし切れない汚れの除去を目的としています。

このように書くと、「歯医者さんのクリーニングで落とし切れない汚れなんてあるの?」と感じる方もいらっしゃると思いますので、もう少し説明しましょう。

歯のクリーニングとは

スケーリングとポリッシング

皆さんも、歯科医院に行ってクリーニングをした経験があると思います。患者さんが想像している一般的な歯のクリーニングとは、スケーリングポリッシングがメインとなります。

歯石を取ることを、専門用語ではスケーリングと呼んでいます。歯石は、唾液に含まれるカルシウムやリン酸が、プラーク(歯垢)と一緒に固まって歯面に沈着したものです。通常の歯磨きでは除去できないため、超音波と水を使って歯石を浮き上がらせ、砕くことで除去します。

機械の入らない細かな部位や、歯と歯の間に入り込んだ歯石は、機械を使わず、丁寧に手用の器具を使って除去することもあります。

また、歯面についたステイン(着色)を除去することをポリッシングと呼びます。コーヒーや紅茶、ワインやタバコのヤニなど、一度ついてしまった着色も、歯石同様、普段の歯磨きで落とすことは困難です。このステインを専用機器で除去します。

PMTCとは

一般的な歯のクリーニングは歯石やステインの除去を目的としますが、PMTCでは何を対象にするのでしょうか。PMTCがターゲットにしているのは、「バイオフィルム」です。

ちょっと聞きなれない言葉ですよね。バイオフィルムとは、「歯ブラシでも歯医者さんのブラッシングでも落とせないカビのようなもの」と考えてもらえば大丈夫です。

バイオフィルムは、日々蓄積される汚れの上に、細菌が絡みついてバリアを作ってしまったものを指します。

PMTCがターゲットにしているのは「バイオフィルム」

お風呂や台所のカビは、一度こびりついてしまうと、どんなに手でこすっても専用の薬剤や機械を使わないと落とせないことがありますよね?同じような状況が、口の中でも起こっているのです。

当然、お口の中でも特殊な薬剤や機械を使って除去する必要があります。特に、歯と歯茎の間の隙間(主に歯と歯茎の境目から約1~3mm下の部分)に入り込んだバイオフィルムは、通常の機械では除去しきれないことが多いのです。

そのため、特別な専用機器を使用してそれらを除去し、虫歯や歯周病を予防しようというのが、PMTCの本質なのです。

PMTCの流れ

実際のPMTCの流れの例をご紹介します。

1.口腔内全体のチェック

患者さんの口腔内の汚れの程度や、歯と歯茎の状態などをチェックします。

2.歯石除去(スケーリング)

口腔内に付着した歯石を除去します。超音波の機械や手用の器具を用いて、丁寧に取り除いていきます。

3.歯垢の染め出し、歯垢・バイオフィルムの除去(ポリッシング)

歯石を除去した後は、歯垢を除去します。歯垢は目で見えることもありますが、患者さん本人にもよくわかるように、赤や青の薬剤で汚れが残っている部位を染め出します。このタイミングでエアフロ―と呼ばれる機械を使うこともあります。この段階で、歯面についた着色(ステイン)も除去していきます。

4.歯面の研磨

汚れを除去し終わった歯面は、目に見えない細かな傷や段差がついていることがあり、それが新たな汚れの付着の場になってしまいます。

そのため、表面を丁寧に研磨することで、汚れを再度つきにくくし、ツヤを出します。この時に使う歯磨き粉には、歯を強くする成分を含んだものを使うようにします。

5.フッ素塗布

汚れを落とした丸裸の歯面が虫歯にならないように、フッ素を塗布していきます。歯科医院では、市販のものに含まれる濃度よりも高いフッ素を使用しますが、体質や歯の質により、稀に使用できない患者さんもいます。

6.ブラッシング指導(TBI)

どんなに歯医者さんでお口の中をきれいにしても、日々の歯磨きがちゃんとできていなければ、虫歯や歯周病のリスクは高くなります。患者さんの磨き方のクセや、磨きにくい部分を伝えながら、歯ブラシの当て方・磨き方などを指導します。

定期的なPMTCが大切

定期的なPMTCを

以上が一般的なPMTCの流れ・方法となりますが、歯科医によって通常のクリーニングでどこまで行うのか、施術時間や使用する器具、料金などは変動します。また、お口の汚れの状況に応じて通院頻度も様々です。町田歯科では歯のメインテナンスのページで詳細な流れを解説しています。

PMTCは一度で終了するものではなく、定期的に歯科医院へ通うことで、歯や歯茎を守ることにつながります。適切にPMTCを行えば、成人でも97.7%歯を守れると言われ、さらに、定期検診をしっかりと受ける方は、受けない方に比べ、歯の生涯医療費も100万円近く変わります。

だからこそ町田歯科は予防メインテナンスを大切なポリシーとして掲げています。不安なことや、気になることが少しでもある場合には、お気軽に町田歯科へご相談ください。

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