町田歯科・矯正歯科が考える歯のメインテナンス

ぜひ定期的なメインテナンスを

町田歯科は治療と同じぐらいに、メインテナンスを大切に考えています。いつまでも健康な歯を維持するためには、日頃のケアが欠かせないからです。せっかく治療をしても、その後メインテナンスをしなければ同じトラブルを引き起こすリスクが高まるだけです。これでは、とても健康な歯を維持しているとはいえません。

まだ何もトラブルが起きていない方も、メインテナンスは必要です。定期的なメインテナンスを習慣付けていれば虫歯や歯周病を未然に予防でき、結果的に大きな治療費の出費をせずに済む可能性が高まるからです。

ぜひ定期的なメインテナンスを

歯のメインテナンスが必要な理由

ここで少し、歯のメカニズムについてお話ししましょう。実は私たちの歯は知らずのうちに虫歯にかかり、自動的に修復を繰り返しています。まず食事をすると、虫歯の原因となる細菌(ミュータンス菌)が活動して、わずかですが歯の表面を溶かします。これを脱灰(だっかい)と呼びます。ミュータンス菌は酸性で、歯の表面のエナメル質を溶かす性質があります。

脱灰と再石灰化

すると唾液が反応して酸を洗い流し、口の中を中性・アルカリ性に戻すことで、唾液中に存在するカルシウムやリンによって溶けたエナメル質を修復します。この「再石灰化」と呼ばれるメカニズムによって歯は元通りになり、口の中は健康的に保たれるのです。

「再石灰化」を正常に機能させるには、ブラッシングで歯を清潔にしておかなければなりません。しかし毎日ご家庭で行うブラッシングでは、どんな丁寧に磨いたつもりでもどうしても磨き残しが出てしまいます。健康な状態の歯は28本ありますが、歯と歯の間や、奥歯の裏側には、なかなかブラシが届きません。この磨き残した部分に歯垢(プラーク)がたまり、脱灰が進んでいくと修復する必要のある「大きい虫歯」になります。

歯のメインテナンスが必要な理由

再石灰化により脱灰がこれ以上進行しない状態をキープできれば、実は虫歯でも削る必要がないと言われています。多くの歯科医院では小さい虫歯でも発見次第すぐに削る場合が多いのですが、予防やメインテナンスがしっかり出来ていればすぐに削らなくても大丈夫な場合も多いのです。つまり「削らない治療」のためには予防歯科が最も重要となるのです。

歯周病を予防するにもメインテナンスは効果的です。歯周病は「ポケット」と呼ばれる、歯と歯肉(歯ぐき)のわずかな隙間に汚れがたまることで発生します。ポケットの中もブラッシングだけで清潔に保つのは難しく、やはり歯科医療のプロによるメインテナンスが欠かせないのです。

町田歯科のメインテナンスの特徴

町田歯科のメインテナンスは、スウェーデンのシステムを取り入れています。スウェーデンは歯科治療の先進国で、虫歯や歯周病になってから歯科医に行くのではなく、日々のメインテナンスを通して歯を健康に保つ習慣が根付いています。スウェーデンの人は、80歳代で20本以上の歯が残っているという(日本は13本)データもあるほどです。

町田歯科が行っているスウェーデンの方式のメインテナンスは、大きく5つからなっています。

  1. PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)
  2. ブラッシング指導
  3. フッ素塗布
  4. カウンセリング
  5. 生活習慣の見直し

1.PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)

PMTCとは「プロフェッショナル・メカニカル・トゥース・クリーニング」という名称のとおり、歯科医師や歯科衛生士などのプロが、専門の機器で歯のクリーニングを行うメインテナンス方法です。

専門の機器を使うので、歯と歯の間やポケットの中など、ご家庭でのブラッシングでは取り除けない部分の歯垢(プラーク)も除去できます。こうして定期的に口の中をクリーニングすることで細菌の繁殖を防ぎ、虫歯や歯周病を未然に予防します。

PMTC

町田歯科のメインテナンスの特徴としてエアフローという特殊な清掃機器を効果的に使用するということが挙げられます。
エアフローとは従来のスチール製の超音波スケーラーを違い、細かな粒子を空気圧で飛ばして表面の汚れを吹き飛ばし滑沢にするという効果があります。
そのため歯を傷つけることなく表面のステインやヤニなどを落とすことができます。
今までの歯医者さんでは体験したことがなかった!と喜ばれる方も多いので是非この機会に体験してみてください。

2.ブラッシング指導

歯科衛生士によるブラッシング指導を行います。普段のご家庭で行うブラッシングは、患者さん一人ひとりクセがあります。力を入れすぎて磨いていたり、歯の状態に見合っていないタイプの歯ブラシを使い続けたりすると、歯や歯茎にダメージを与えてしまいます。毎日一生懸命ブラッシングすることが、かえって虫歯や歯周病のリスクを高めてしまうのです。

患者さんはブラッシング指導を受けることで、知らずのうちについてしまった歯磨きの癖を知ることができます。

ブラッシング指導

ブラッシングはむやみに磨いていても、しっかりと汚れを落とすことにはなりません。「縦磨き」、「バス法」、「フォーズン法」など、歯の場所や状態によって適材適所なブラッシングの方法があります。それらをしっかりと習得し、デンタルフロスも正しく使い、ホームケアとメインテナンスの両方を行なって、はじめて綺麗な歯を維持できるのです。

町田歯科の診療スタッフは、全員が国家資格の保有者です。患者さん一人ひとりに合わせて、最適かつ丁寧なブラッシング指導を行いますので、ご安心ください。

3.フッ素塗布

フッ素を歯の表面のエナメル質に定期的に塗布することで、虫歯になるリスクを減らしていきます。フッ素には「再石灰化」を効率的に進める働きがあります。一回の塗布だけではなく、定期的にフッ素を塗布し続けていくことで、より丈夫な歯になります。お子さまの虫歯予防にはもちろん、大人になってからでも効果を期待できるメインテナンス方法です。

フッ素塗布

4.カウンセリング

町田歯科は治療前のカウンセリングをとても大切にしていますが、このポリシーはメインテナンスにおいても変わりません。歯や口の中の状態は一人ひとり異なり、最適な予防プログラムも異なってくるからです。まずは患者さんとしっかりコミュニケーションを取り、歯科医師と歯科衛生士の連携で歯の状態をしっかり把握することを、何よりも心がけております。

5.生活習慣の見直し

日頃の生活習慣が原因で、虫歯や歯周病になるケースが少なくありません。喫煙や、甘いものを多量に摂取するといった食生活も大きく関係しています。生活習慣を見直すことがお口のトラブル防止につながり、お口の環境を良くすることが他のさまざまな病気の改善につながります。

メインテナンスをご検討の患者さんへ

「全身の健康は歯から」と言っても過言ではありません。虫歯や歯周病の予防をしたい、口臭が気になる、生活習慣を見直したい…など、メインテナンスをすればいろいろな悩みを解決できる可能性が高まります。

エステ気分で歯を定期的にメインテナンスし、ツルツルで綺麗な歯を維持することは審美的のみならず、お口の健康を維持するためにも大事なことです。まずは、お気軽にご相談ください。

全身の健康は歯から