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虫歯治療

口の中が金属っぽい味がする?…5つの原因と対処法について解説

「なんだか口の中が金属っぽい味がする…」
「血の混じったような味がして気持ち悪い」
そんな異変を感じると、もしかして病気にかかっているのではないか…、内臓が悪いのか…などと不安になってしまいますよね。

口の中で金属の味がすることを経験する方は多いのですが、原因は口腔内のトラブルだけでなく、生活習慣や体調の変化など、さまざまな要因が関係していることがあります。

そこで今回は、口の中で金属の味を感じる主な原因や自宅でできる対処法、受診のタイミングなどについて解説します。

口の中で金属の味を感じる5つの原因

口の中で金属や鉄のような味がする症状は、医学的には異味症(いみしょう)と呼ばれる味覚障害の一種です。一時的なものから治療が必要なものまで、幅広く原因が考えられ、自分では判断しづらい症状でもあるので、ここでは主な5つの原因を見ていきましょう。

虫歯や歯周病などによる口の中の出血

口の中で金属の味を感じる原因:虫歯や歯周病などによる口の中の出血

最もよく見られる原因のひとつが、虫歯歯周病などによる炎症です。特に歯周病は、歯茎が炎症を起こして出血しやすくなります。

とりわけ、次のようなサインに心当たりがある場合は注意が必要です。

  • 歯茎が腫れている
  • 歯磨きの時に出血する
  • 冷たいものがしみる

虫歯が進行して神経まで達している場合や、歯根の先に膿が溜まっている場合(根尖病巣:こんせんびょうそう)も、浸出液や出血によって金属のような味がすることがあります。

血液には鉄分(ヘモグロビン)が豊富に含まれているため、ほんのわずかな出血であっても、口の中では強い金属味や、鉄の味として感じてしまいます。

銀歯や金属の被せ物の劣化・腐食

口の中で金属の味を感じる原因:銀歯や金属の被せ物の劣化・腐食

過去に歯科医院で入れた銀歯や金属の詰めもの・被せものが原因になっているケースもあります。

金属は、毎日の食事や唾液に長年さらされることで、表面が劣化したり、腐食したりします。すると、目に見えないレベルで金属イオンが唾液中に溶け出し、それを舌が感知して、金属の味を感じるようになります。

以前に入れた金属製の詰めもの・被せものが気になるなら

以前に他院で入れた詰めものや被せものが気になる際は、お気軽に町田歯科にご相談ください

もし、以前に他院で入れた詰めものや被せものが気になる際は、お気軽に町田歯科にご相談ください。保険適用のコンポジットレジンや、強度があって審美性にも富むセラミック(※)など、患者さんに合わせたメタルフリー(金属を使わない)素材の詰めもの・被せものをご提案いたします。

(※)より詳しく知りたい方は、CAD/CAM冠とジルコニアクラウンのコラムを併せてご参照ください。

味覚障害(亜鉛不足・疲労・ストレス・風邪など)

口の中で金属の味を感じる原因:味覚障害(亜鉛不足・疲労・ストレス・風邪など)

私たちの舌には、味を感じる細胞が集まった味蕾(みらい)という組織があります。この味蕾が新しく生まれ変わるために必要な栄養素が亜鉛です。

食生活の乱れなどによって体内の亜鉛が不足すると、味蕾の代謝がスムーズに行われなくなり、味覚のシグナルが脳へ正しく伝わらない状態になります。

その結果、何も食べていないのに口の中が苦く感じたり、金属のような異常な味を感じたりする味覚障害を引き起こします。

ストレス・疲労による自律神経の乱れ

口の中で金属の味を感じる原因:ストレス・疲労による自律神経の乱れ

仕事やプライベートでの強いストレス、睡眠不足、心身の疲労も口の中の味覚に影響を与えます。

ストレスが溜まると自律神経のバランスが崩れ、唾液の分泌量が減少し、お口の中が乾燥するようになります。

お口を潤すだけじゃない!唾液の持つすごい働きとは?のコラムでも解説したように、唾液にはお口の中を洗浄したり、細菌への抵抗力を保つなど、多くの有益な作用がありますが、唾液が減少して口腔内が乾燥すると、口の中の粘膜が過敏になり、普段は気にならないようなわずかな味を強く感じてしまうことがあります。

薬の副作用やホルモンバランスの変化

口の中で金属の味を感じる原因:薬の副作用やホルモンバランスの変化

現在、定期的に服用している薬がある場合、その副作用として金属味が生じることがあります。薬剤が唾液中に分泌されたり、薬の成分が直接味覚の神経に影響を与えたり、あるいは薬によって亜鉛の吸収が妨げられたりすることが原因です。

影響が出やすい主な薬剤としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 抗生物質(化膿止め)
  • 降圧剤(血圧を下げる薬)
  • 抗アレルギー薬(花粉症の薬など)

妊娠初期にも味覚の変化が現れることがある

妊娠初期にも味覚の変化が現れることがある

また、妊娠初期の女性にも「口の中が苦い」「アルミホイルを噛んでいるような金属の味がする」という症状がよく見られます。これは妊娠性味覚障害とも呼ばれ、つわりに伴うホルモンバランスの変化や、亜鉛などの栄養素が赤ちゃんへ優先的に送られることによる一時的な変化です。

妊娠中のお口の変化については、妊娠したら早めに歯科健診をのコラムで解説しておりますので、併せてご参考になさってください。

口の中の金属味をやわらげる方法

口の中の金属味をやわらげる方法

まずは、お口の中をきれいにして乾燥を防ぐことが大切です。こまめに水やお茶を飲んで口の中を潤す、食後は丁寧に歯磨きをしてデンタルフロスも使う、シュガーレスのガムを噛んで唾液の分泌を促すなど、日頃の細かなことに気をつけるだけでも金属味がやわらぐことがあります。

口の中が乾燥している状態では細菌が増えやすく、不快な味が強まりがちです。しっかりと水分補給をし、口腔内を清潔な状態に保つよう心がけてください。

生活習慣の改善も

生活習慣の改善も

亜鉛不足が気になる方は、毎日の食事に亜鉛を多く含む食品を取り入れてみましょう。代表的なものとしては、牡蠣(かき)、レバー、赤身の肉、卵、納豆などがあります。忙しくてなかなかバランスの良い食事を摂るのが難しいという方は、サプリメントを活用するのもひとつの方法です。

あわせて、十分な睡眠をとること、ストレスをこまめに発散すること、タバコやアルコールを控えることも味覚を正常に保つために有効です。

それでも治らないときは何科を受診すればいい?

それでも治らないときは何科を受診すればいい?

「口の中がずっと金属っぽいのは、内臓の病気なのではないか」と気にされる方もいらっしゃいますが、過度に心配する必要はありません。

ただし、以下のような症状がみられる場合は、放置すると悪化する恐れがあるため、早めに医療機関を受診することをおすすめします。

  • 症状が1〜2週間以上続いている
  • 明らかに歯茎から血が出ている、痛む
  • 食べ物の味がほとんどしなくなってきた

症状に応じて歯科や耳鼻咽喉科、内科の受診を

歯茎からの出血がある、古い銀歯がある、口臭が気になる、口の中がネバつくといった場合は、歯科を受診しましょう。レントゲンや歯周病検査で、口の中の状態を客観的にチェックしてもらえます。

歯や歯茎には特に問題がなさそうなのに、味の感じ方がおかしい、何を食べても金属の味がするという場合は、耳鼻咽喉科を受診してください。

発熱やだるさなど、全身の不調を伴う貧血が気になるなら、内科を受診しましょう。

迷ったら、まずは歯科か耳鼻咽喉科を受診するのがおすすめです。必要に応じて他の診療科を紹介してもらえることもあります。

口の中の金属の味が気になるなら早めのご相談を

口の中の金属の味が気になるなら早めのご相談を

今回お伝えしたように、口の中で金属の味がするのは、虫歯や歯周病、ホルモンバランスの変化、亜鉛不足、薬の副作用など、さまざまな要因が関係します。

多くの場合、適切な治療や生活習慣の見直しで改善が期待できますが、放置すると悪化することもありますので、注意してください。

「なかなか治らない」「不安が強い」「他の症状もある」という時は決して我慢せず、まずは歯科医院や耳鼻咽喉科に相談してみましょう。

町田歯科では、患者さん一人ひとりのお話しをじっくりと伺ったうえで、適切な処置を行うことを大切にしていますので、少しでもお口の中に違和感や不安がある方は、お気軽に町田駅すぐそばの町田歯科へご相談ください。

参考文献

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