歯科治療は、治療内容によっては数週間から数ヶ月かかるなど、長期に及ぶことが多いのが特徴です。
長い間歯科医院に通っていると、通院が難しくなったり、他の治療法はないのかと思ったりして、他の歯科医院に変える、あるいは転院したいと思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
町田は歯医者さんが多い土地柄ですが、町田歯科でも、様々な理由で他院から当院へ診療先を変えた患者さんが多数いらっしゃいます。
ただ、歯科治療中に歯科医院を変えることには、メリット・デメリットの両面があります。そこで今回は、歯科治療中の歯科医院の変更について詳しくお話しします。
歯科医院を変えるのはなぜ？
歯科医院を変えたくなる理由は患者さんによって異なります。もちろん、どの歯科医院に通うのかは自由なので、歯科医院を変えることに問題はありません。
以下では、町田歯科にいらっしゃる患者さんのお声を参考に、どうして歯科医院を変えたのか、いくつかご紹介しましょう。
歯科医師との相性
歯科医師も人間ですから、性格や考え方、嗜好はそれぞれ異なります。相性の良い歯科医師もいれば、そうでない歯科医師もいます。
やはり相性の良くない歯科医院に通うのは、ストレスになってしまいますので、歯科医院を変える理由の一つに挙げられます。
町田歯科には、様々な専門医が在籍しており、患者さん一人一人との綿密なカウンセリングを行い、ご納得いただいたうえで治療を行うよう心掛けておりますので、安心してご相談いただければと思います。
治療に疑問が残る
治療がなかなか終わらない、治療を受けても腫れや痛みが取れない、被せ物や詰め物がすぐ取れるなど、受けた治療に疑問を抱く方もいらっしゃいます。このような場合は、歯科医院を変えたいと思うようになるでしょう。
予約が取れない
歯科医院の多くは予約制となっています。一人の歯科医師が診療できる人数には限りがあるため、人員が少なかったり、診療ユニットの少ない歯科医院なら、なかなか予約が取れないということもあります。
そのような状況では、治療がなかなか進まないので、これも歯科医院を変えたくなる理由として挙げられます。
町田歯科も基本的に予約制をとっていますが、先ほどお伝えしたように、多くのスタッフがおり、患者さんに余裕をもって治療を受けていただけるよう、診療ユニットは7台ご用意しています。時間帯によっては当日の診療も可能（※）ですので、ご連絡いただければと思います。
（※）当日の空き時間帯は、町田歯科のGoogle Map情報からご確認いただけます。
通院が難しい
仕事の休みの時間や曜日が歯科医院の診察時間に合わない、引っ越しをしたなど、色々な理由で歯科医院に通いにくくなることがあります。これも歯科医院を変える理由になります。
町田歯科には、全国に提携医院がありますので、居住地が変わってしまった場合でも、安心して治療を続けることができます。
対応できない歯科疾患
例えば、歯並びが気になっているけれど、通っている歯科医院では矯正治療は行っていないというような場合です。勘違いしてしまう方もいらっしゃいますが、全ての歯科医院で矯正治療を提供しているわけではないのです。
対応できない歯科疾患であれば、そこで治してもらいたくても無理なので、歯科医院を変えざるを得ません。
町田歯科には日本矯正歯科学会認定医をはじめ、複数の矯正医が在籍しておりますので、もちろん矯正治療を行うことが可能です。ただし、特殊な治療や専門的な治療が必要な場合は、大学病院やそれらの治療に特化したクリニックをご紹介するケースもあります。
歯科医院を変更するメリットは？
通いやすくなる
仕事の時間帯の変更や、引っ越しなどで通いにくくなった方は、歯科医院を変えることで継続的に通いやすくなります。
歯科医院には、治療だけでなく、予防のために定期的な健診にも通うのが理想的ですから、通いやすさは重要なメリットです。
相性の良い歯科医師に会える可能性
やはり患者さんも歯科医師も人間同士ですから、相互に信頼関係が築けることが大切です。
新しい歯科医院の担当医が、ご自身にとって相性の良い歯科医師であれば、治療上のストレスも軽くなることが期待できます。
見つからなかった異常の発見
実は、歯やお口の診察の仕方、得意分野、診療経験は、歯科医師ごとに違います。
新しい歯科医師の方が、前の歯科医師とは違う視点で歯やお口を診察してくれるかもしれませんし、前の歯科医院にはなかった新しい診察器材を揃えているかもしれません。すると、前の歯科医院では気づかなかった歯やお口の異常も見つけてくれる可能性があります。
町田歯科では最新の設備をご用意し、信頼できる環境の下、患者さんに的確な治療を行えるよう、配慮しています。
歯科医院を変更するデメリットは？
歯科医院を変更するメリットがある一方で、どうしても以下に挙げるようなデメリットもあります。
歯科医師との相性や、歯科医師のスキルが分からない
新しい歯科医師との相性は、やはり直接会ってみるまでは完全には分からないのが実情でしょう。
歯科医院のホームページやチラシ、口コミなども参考になりますが、新しい歯科医院の歯科医師との相性が、それまで通っていた歯科医師以上に良いとは限らないのが難しいところです。
また、歯科医師のスキルについても同様です。新しく選んだ歯科医院の歯科医師のスキルが、前医のそれよりも上回っているかは、なかなか分からないでしょう。
検査がやり直しになる
通っていた歯科医院には、各種検査、レントゲン写真などの画像情報がありますが、新しく通う歯科医院にはありません。多くの場合、検査などを一からやり直すことになり、時間や手間がかかります。
初診料がかかる
継続的に歯科医院に通っている限り、再診料で治療を受けられますが、新しく歯科医院を受診すると、初診料という若干高い受診料を支払わなければなりません。
治療が長引くことも
上述のとおり、新たな歯科医院に変更する場合、検査やレントゲン写真撮影などが改めて必要になります。
また、新しく通い始めた歯科医院の治療方針に合わせて治療を受けることになるので、もしかしたら、今までの治療から少し前の段階に戻って、そこから治療を再開するかもしれません。
このような理由により、歯科医院を変えると、治療がかえって長引いてしまう可能性もあります。
セカンドオピニオンも有効
歯科でも大切！セカンドオピニオンとは？のコラムで詳しく解説しましたが、セカンドオピニオンとは、病状や治療方針について他の医師や歯科医師の意見を聞くことです。
治療への不信感などから歯科医院を変えるのなら、新しい歯科医院に通う前にセカンドオピニオンを受けておくことをおすすめします。
町田歯科はセカンドオピニオンにも積極的に取り組んでおりますので、気になる方はご相談ください。
セカンドオピニオンを受けるメリット
先ほどもお伝えしたように、歯やお口の症状に対して、同じ症状であっても歯科医院によって異なる診断や治療方針で臨むことがあります。
別の歯科医院に変えるなら、新しい歯科医院に通う前に別の歯科医師の意見を聞いておくと、新しい歯科医院での治療方針に納得しやすいかもしれません。
また、セカンドオピニオンを受けた結果、通っている歯科医院への不信感が払拭できれば、歯科医院を変える必要がなくなることも考えられます。
実際にセカンドオピニオンを受ける際は、現在通っている歯科医師から、治療を通して得られた検査結果やレントゲン画像のデータ、治療の経過などを受け取っておくのが良いでしょう。よりスムーズにセカンドオピニオンを受けることができます。
歯科医院の変更はメリットとデメリットをよく見極めて
今回は、歯科治療中の歯科医院の変更についてお話ししました。歯科医院を変えたくなる理由は様々ですが、歯科医院を変えてはならないという決まりはないので、歯科医院を変えることはできます。
歯科医院を変えるタイミングとしては、歯科治療のキリの良いところで中断するのが良いでしょう。
ただ、お伝えしたように、引っ越しや仕事などの事情で変えた場合はともかく、相性やスキルへの不信で変えた場合、次の歯科医院が前の歯科医師以上に適しているかどうかは分かりません。
歯科医院の変更は、メリットとデメリットの両面があります。迷ってしまう時は、前述のセカンドオピニオンを受けてみるのもおすすめです。
町田歯科は、可能な限りホームページでも情報を開示し、患者さん一人一人にご納得いただける診療を目指しておりますので、治療に対するご質問だけでなく、セカンドオピニオンについても、お気軽にお問い合わせいただければと思います。
