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歯のメインテナンス

使っていますか?デンタルフロスや歯間ブラシ

以前、デンタルフロスはどう使う?のコラムで、デンタルフロスについて解説しましたが、患者さんから結構反響もあり、ご質問をいただくことも増えました。

たしかに歯科医院を訪れれば、歯科医師や衛生士が歯をしっかりケアしてくれますが、ご自身で日常的に行う歯のケアについては、どのように行うのが良いのか、皆さん気になりますよね。

そこで今回は、再度デンタルフロスや歯間ブラシについて、データも交えつつ、もう少し解説を加えたいと思います。

使っていますか?歯ブラシ以外の清掃器具

使っていますか?歯ブラシ以外の清掃器具

さて、歯磨きの時、皆さんは何を使用していらっしゃいますか?

歯ブラシは当然使うものですが、その他に歯磨き粉や洗口剤(マウスウォッシュ)、もちろんデンタルフロスはどう使う?のコラムでお伝えしたデンタルフロスや歯間ブラシもあるでしょう。

…では、それらを毎日使用するような習慣はあるでしょうか?

意外と使われていない、歯ブラシ以外の清掃器具

多くの方は、デンタルフロスや歯間ブラシを毎日使用することなく、週に数回程度、中には全く使用しない方もいるかもしれません。しかし実際には、歯ブラシ1本だけで歯磨きを完了させることは困難なのです。

少し古いデータですが、厚生労働省の2016年歯科疾患実態調査の対象者において、歯磨きをする頻度は1日2回が最も多く、49.8%であることがわかっています。また、毎日歯磨きをする人は95.3%です。

しかしこのデータでは、デンタルフロスや歯間ブラシを使用している人は、全世代平均で39.2%でした。日本では、フロスなどの清掃補助器具については馴染みが薄いのかもしれません。

一方アメリカでは、1997年に歯周病学会から『Floss or Die』というスローガンが発表されました。虫歯や歯周病予防には、デンタルフロスの使用を心がけるように謳われたものです。ただ、デンタルフロスの使用は、上手く使用できるかどうかで、汚れの除去効果に大きな差が出てしまうという発表もあります。こう聞くと、ちょっと迷ってしまうかもしれませんね。

デンタルフロスの重要性

デンタルフロスはどう使う?

日本では、歯磨きによる汚れの除去効果を調べたところ、歯ブラシだけでの清掃効果は約60%、歯ブラシとデンタルフロスを用いた場合は80%以上にまで歯垢除去効果が上がるというデータがあります。

実際には、やはりデンタルフロスは使用した方が汚れを落とすことが期待できます。歯と歯の間が狭く、歯間ブラシが入らないという方は、デンタルフロスの使用をおすすめします。

デンタルフロスの種類

では、どのようなデンタルフロスを使用すれば良いのかということですが、これについてはデンタルフロスはどう使う?のコラムで詳しく解説していますので、今回は軽く復習程度にとどめましょう。

デンタルフロスは形の違いにより大きく分けて、

  1. ロールタイプ
  2. ホルダータイプ(Y字型)
  3. ホルダータイプ(F字型)

があります。

1.のロールタイプは、適当な長さに切り、指に巻いて使用するものです。使用に慣れが必要ですが、慣れるとこちらの方が経済的にも衛生的にも良いでしょう。

2.のY字型ホルダータイプは、その名のとおり、ホルダーがついているので初心者にも扱いやすいのが特徴です。Y字型は奥歯に使用しやすい形状になっています。

3.のF字型ホルダータイプにもホルダーがついていますが、奥歯には入れるのがやや難しい形状です。前歯には使用できます。

ホルダータイプは洗って繰り返し使うことができますが、糸がほつれたり、汚れが多かったりする場合は、新しいものに変えるようにしましょう。

詰めものや被せものが入っている方は

また、詰めものや被せものが入っている方は、その箇所に引っかかり、糸を抜く際に詰めものや被せものが外れる可能性があります。使用の際は注意してください。

前回のコラムでもお伝えしたように、詰めものや被せものが入っている方は、ロールタイプの方が良いでしょう。こちらに慣れると、引っかかった際に横から抜くことができますし、衛生面が気になる方も、ロールタイプの方が良いと思います。

使用する際は、歯の側面の汚れや、歯と歯の接触する部位「コンタクト」を意識すること、デンタルフロスを入れた後に、歯と歯茎の隙間にも少し入れるように、しっかりと掃除する意識を持つことが大切です。

歯間ブラシついて

歯間ブラシついて

歯ブラシのみの清掃では約60%の歯垢除去効果に対して、歯ブラシと歯間ブラシの併用では、約90%の汚れの除去効果が期待できるという論文もあります。

歯間ブラシはフロスと異なり、ブラシの表面積が多く、汚れを除去する面積が大きいのが特徴です。そのため、フロスよりも歯垢除去効果が高く、歯間ブラシとフロスを比較すると、歯間ブラシの方が除去効果が高いという結果になるようです。

歯間ブラシは、歯と歯の隙間が広い方に向いています。フロスと同様に種類があり、サイズもいくつかあるので、ご自身にどれが適しているかは、かかりつけの歯科医院で確認してもらいましょう。

歯間ブラシの種類は材質の違いにより、

  1. ワイヤータイプ
  2. ラバータイプ

の2つに分かれます。

1.のワイヤータイプは、2.のラバータイプと比べて汚れの除去効果が高く、一般的に広く使用されています。サイズ展開がされており、自分に合ったものを使用することで、歯垢除去効果を高めることができます。

2.のラバータイプは、先端の材質がゴムのため柔らかく、歯茎が弱い方や、炎症の強い方に向いています。ワイヤータイプの使用で痛みがある方は、こちらを使用してみると良いでしょう。

歯間ブラシは形状にも違いがあり、I字型L字型に分かれています。I字型の方が前歯に使用しやすく、L字型は奥歯に使用しやすい形状ですが、どちらも使用方法は変わりありません。

気をつけるのは歯間ブラシのサイズ

気をつける必要があるのは歯間ブラシのサイズです。歯と歯の間に歯間ブラシを入れますが、あまり大きな歯間ブラシでは歯茎を傷つけてしまう恐れがあります。逆に、小さすぎるものでは汚れが効果的に除去できないことがあります。大切なのは、どれが自分に合っているかを見極めて使用することです。

デンタルフロスや歯間ブラシの使用を習慣づけよう

デンタルフロスや歯間ブラシの使用を習慣づけよう

今回は、再度デンタルフロスや歯間ブラシの効果についてご説明してきました。歯ブラシだけでの清掃では不十分なことが多いので、1日1回はデンタルフロスや歯間ブラシを使用する習慣をつけるようにしてください。

デンタルフロスや歯間ブラシは形態や材質、サイズなどいくつか種類があります。どれを使用して良いか、どのように使用したら良いか分からないことがあるかもしれません。

町田歯科では、歯のメインテナンスを重視しておりますので、日頃のデンタルフロスや歯間ブラシの使用についてもお気軽にご相談いただければと思います。

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