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審美歯科

歯を削らずにきれいに整える「ブラックフィルム」とは?

少し前の町田歯科ブログで、中国のスマーティー矯正について解説しました。ブログを読んでくださる患者さんからも、他のアジア圏の国の歯科事情について、ご質問を受けることがありますので、今回は、美容大国である韓国の「ブラックフィルム」についてお伝えしたいと思います。

人気ユーチューバーのヒカルさんが治療を受けたことで、ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんね。

削らずに前歯を美しく

削らずに前歯を美しく

ブラックフィルムは、お顔の印象を大きく左右することもある前歯を美しくするための治療法です。

これまでにも前歯の見た目を改善する審美歯科治療はいくつも開発されてきましたが、その多くは「健康な歯を削る」ことが前提でした。

きれいにはなりたい、でも歯は削りたくない、そんな相反する願いに応える治療法として、注目を集めているのが今回のテーマであるブラックフィルムです。

ブラックフィルムとは?

ブラックフィルムとは、歯の表面に極薄のセラミック(陶器の一種)を貼り付けて、歯の色・形・軽度の隙間を整える審美歯科治療です。韓国の2Dデンタルクリニックが開発した技術で、施術を行う歯科医師も世界で限られた人数しかいません。

ラミネートベニアとの違い

ラミネートべニア 町田歯科・矯正歯科 施術写真

町田歯科ブログでも、ラミネートベニアについてご紹介(※)したことがあります。ラミネートベニアとは、歯の表面に薄いセラミックのカバーを接着して見た目を改善する治療法の総称です。

ブラックフィルムは、このラミネートベニアをさらに進化させたものと考えると、イメージが湧きやすいかもしれません。

(※)歯の白いシミ、ホワイトスポットとは?ホワイトニングで「歯がまだらに白くなる」のはなぜ?のコラムでラミネートべニアについてご紹介しています。また、詳しくは提携医院である札幌のポラリス歯科・矯正歯科ポーセレン・ラミネートベニアについてをご参考になさってください。

ブラックフィルムの厚みは極薄の0.1mm以下

ブラックフィルムの厚みは極薄の0.1mm以下

ブラックフィルムで使うセラミックのカバーはとても薄く、その厚みは0.1mm以下です。セラミックは硬い反面、加工が難しく、今までのラミネートベニアでは薄くても0.3mmが限界でした。

ブラックフィルムは、従来のラミネートベニアの3分の1以下という極めて薄い厚みで作られています。

ブラックフィルムのメリット

歯を削らない

ブラックフィルムのメリット:歯を削らない

従来のラミネートべニアは0.3~0.5mmほどの厚みがあるため、歯に直接貼り付けると、表面がどうしても盛り上がり、形が不自然になってしまいます。そのため、歯のエナメル質の層を0.5mmほど削る必要がありました。

一方、ブラックフィルムは基本的に歯を削りません。施術時の切削量は研磨するレベルにとどまるため、健康な歯をほぼそのまま残すことができます。

歯は一度削ると元に戻りませんし、削ったところはそうでないところと比べると、虫歯になりやすい傾向があります。「歯を白く整えたいけれど、将来のことを考えると削りたくない」。そんな願いを叶えてくれるのが、ブラックフィルムの強みです。

万が一フィルムを外したくなった場合も、専用のレーザーで無理なく取り外すことができます。

仕上がりが美しい

ブラックフィルムのメリット:仕上がりが美しい

ブラックフィルムは、従来のラミネートベニアに比べて、より自然な透明感のある仕上がりが得られます。

これはセラミック治療のコラムでご紹介した、ガラス系のセラミックであるe-max(※)の高い光透過性によるもので、人工的に「塗った」ような白さではなく、健康的な歯が元々持っている輝きに近い美しさを再現できるためです。

歯の色だけでなく、形や明るさを一本一本微調整できるため、スマイルライン(笑ったときに見える歯のライン)全体の調和まで考えたデザインが可能です。

(※)e-maxについてより詳しく知りたい方は、提携医院である札幌のポラリス歯科・矯正歯科二ケイ酸リチウムセラミックって?e-maxの特徴やジルコニアとの違いをわかりやすく解説をご参考になさってください。

プラークや着色汚れがつきにくい

ブラックフィルムのメリット:プラークや着色汚れがつきにくい

セラミック素材であるe-maxは表面が滑らかで、虫歯歯周病の原因となるプラーク(歯垢)が付着しにくい特性があります。

同様に、コーヒーや紅茶、ワインなどによるステイン(着色汚れ)も定着しにくいため、美しい状態を長く保てるのもうれしいポイントです。

軽度の歯並びの改善にも対応できる

歯と歯の間にわずかな隙間があるすきっ歯や、少しだけ形が小さい矮小歯(わいしょうし:生まれつき周囲の歯より小さい歯のこと)など、噛み合わせに影響しない軽度の歯列の乱れであれば、ブラックフィルムで目立たなくすることができます。

通院回数が少ない

ブラックフィルムのメリット:通院回数が少ない

ブラックフィルムは、最短2回の通院で治療が完了します。忙しい方にも受けていただきやすい治療法です。

ブラックフィルムのデメリット

多くのメリットがあるように思えるブラックフィルムですが、もちろんデメリットもあります。

保険診療の対象外でかなり高額

ブラックフィルムのデメリット:保険診療の対象外でかなり高額

ブラックフィルムは保険適用外の自費診療です。冒頭の動画でも触れられていますが、費用の目安は1本あたり約25万円(税別)で、前歯6〜8本を施術する場合は150万〜200万円程度になります。

ラミネートベニアが1本あたり8〜15万円程度であることを考えると、かなり高額に感じるかもしれません。

取り扱っている歯科医院がごくわずか

ブラックフィルムのデメリット:取り扱っている歯科医院がごくわずか

ブラックフィルムは、その薄さゆえに特別な技法が必要であり、対応している歯科医院はごくわずかです。残念ながら当院でも対応はしておりません。

日本国内でも、限られた歯科医院でしか施術を受けられないため、ブラックフィルムはどこでも受けられる治療法ではありません。

強い衝撃で破損・脱落の可能性がある

ブラックフィルムのデメリット:強い衝撃で破損・脱落の可能性がある

0.1mm以下と極めて薄いフィルムのため、強い力が加わると欠けたり取れたりすることがあります。特に歯ぎしりや食いしばりの癖がある方、硬いものを前歯でかじる習慣がある方は注意が必要です。

また、歯石を取り除く治療では、細かな振動で歯石を取る超音波スケーラーという器械を使うことが多くなります。

ブラックフィルムはとても薄いうえ、基本的に歯を削らず、接着によって歯面に装着するため、超音波スケーラーの振動でブラックフィルムが取れたり欠けたりすることがあります。

ブラックフィルムが向いている人・向いていない人

ブラックフィルムが向いている人・向いていない人

ここまでのお話しをふまえ、ブラックフィルムが向いている方と向いていない方の特徴について、まとめておきましょう。

ブラックフィルムによる治療が向いている方

  • 健康な歯を削らずに、歯の色や形を美しく整えたい方
  • 結婚式・就職活動・成人式など人生の大切なイベントを控えていて短期間で口元を改善したい方
  • 矯正治療を終えたが、さらに見た目の完璧さを追求したい方
  • ホワイトニングだけでは十分な白さが得られなかった方
  • 痛みの少ない治療を希望する方
  • 金属アレルギーがあり、メタルフリーの治療を探している方
  • 将来的にやり直しの可能性を残しておきたい方

ブラックフィルムによる治療が向いていない方

  • 重度の歯並びの乱れや、噛み合わせの問題がある方(矯正治療を優先)
  • 歯周病虫歯が進行していてまず治療が必要な方
  • 変色の度合いがとても強い歯がある方(重度のテトラサイクリン歯など)
  • 費用面で不安がある方

向いていないケースに当てはまる方でも、矯正治療虫歯治療を先に行うことでブラックフィルム治療の適応になる場合もあるので、一度専門の歯科医師に相談してみることをおすすめします。

美しい口元を実現するために

美しい口元を実現するために

今回お伝えしたように、ブラックフィルムは、韓国で開発された極薄のセラミックフィルムを歯に貼り付ける審美歯科治療です。

健康な歯を削ることなく、自然で透明感のある美しい口元を再現できるというメリットがあるものの、自費診療による費用の高さや対応できる歯科医院が限られている点には注意が必要です。

町田歯科では、セラミックによる詰めもの・被せもの(e-max・ジルコニアなど)、ラミネートベニア、ホワイトニング矯正歯科など、幅広い審美的な治療に対応しています。

「歯の色や形をきれいにしたいけれど、何から始めればいいかわからない」「自分の歯にはどの治療が合っているのか相談したい」という方は、まずは町田駅すぐそばの町田歯科にご連絡ください。

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