「矯正治療を始めたけど、マウスピースの装着時間を、ついつい守れない日がある…」
「かなりの長時間つけていないといけないけれど、本当に続けられるの?」
「マウスピースの装着時間が足りないと、どうなってしまうんだろう?」
このような疑問はありませんか?
マウスピース矯正の装着時間は、1日20時間以上が目安です。食事と歯磨きの時以外は、ほとんどの時間を装着して過ごすことになります。
ただ、それがなかなか難しいとお感じになる方もいらっしゃいます。そこで今回は、装着時間を守るための6つの工夫を紹介します。装着時間が足りない時に治療へどう影響するのかも、あわせて取り上げました。
治療を予定どおりに終えるためにも、装着時間との付き合い方を確かめていきましょう。
マウスピース矯正の装着時間は1日20時間以上が目安

インビザラインの治療期間と注意すべきポイントや、インビザラインが浮いてしまったら?のコラムでもお話ししていますが、マウスピース矯正で使うマウスピース(アライナー)は、1日およそ20時間以上の装着が前提の装置です。
仮に朝食に30分、昼食に40分、夕食に1時間かけると、それだけで2時間以上を使います。目安としては、食事と歯磨きの時以外はずっと着けている状態になります。外している時間が長い日が続くと、残念ながら、歯は計画どおりに動いてくれません。
そのため、患者さんがどうしてもそれを守るのが難しい場合は、マウスピース矯正による治療自体が向かないとされています。
装着時間を守らないと治療にどう影響する?
装着時間が足りない日が続くと、治療には様々な形で影響が出ます。どれも後から取り返すのに時間もお金もかかるものです。ここでは、起こりやすい影響を順に見ていきましょう。
治療期間が延びてしまう

マウスピース矯正は、歯に力を加え続けて計画した位置へ少しずつ動かす治療です。装着時間が足りないと歯は予定どおりに動かず、目標とした結果が得られないことがあります。
動きが足りない場合は、マウスピースを作り替えることもあります。作り替えになると治療期間が延び、契約の内容によっては追加の費用がかかることも出てきます。
さらに、十分な結果が得られなければ、ワイヤー矯正による追加の治療が必要になる場合もあります。
次のマウスピースが合わなくなる

マウスピース矯正は、1つのマウスピースで少し動かし、次の段階用のマウスピースに替えて、また少し動かす…という流れを繰り返して進みます。そのため、装着時間が足りないと歯の移動が追いつかず、次のマウスピースが適合しません。
マウスピースがうまくはまらなければ次の段階へ進めず、その場で治療は止まることになります。また、うまくはまらないからといって、無理に次のマウスピースを装着したりしないでください。
動かした歯が元の位置に戻る可能性がある

マウスピースが担うのは、歯を動かす役割と、動かした位置に保つ役割の両方です。長い時間マウスピース外していると、移動途中の歯が、元の位置へ戻ろうとしてしまいます。
治療途中の噛み合わせにずれが出る

装着時間が足りず、歯が計画どおりに動かないと、治療途中の噛み合わせにずれが生じます。
たとえば、上下の歯の当たり方が変わってしまうと、食事の際に食べにくさを感じることもあります。
マウスピース矯正の装着時間を守る6つの工夫
矯正治療を始めた直後や、新しいマウスピースに替えたすぐ後は、痛みや違和感で着けるのが辛く感じられます。装着するのがまだ習慣になっていないうちは、うっかり忘れることもあるでしょう。
ここでは、装着時間を確保するための6つの工夫を紹介します。
歯磨きをマウスピースをつける合図にする

食事の前に外したマウスピースは、すぐにケースにしまいましょう。そして、食後に歯を磨いたら、洗面所を離れる前に着け直すようにします。
「歯みがきが終わったら着ける」と決めておくと、外している時間が延びにくくなります。
スマホのリマインダーやアラームでつけ忘れを防ぐ

食事の時間に合わせて、食後30分ほどでアラームが鳴るように設定しておくと、つけ忘れに気づきやすくなります。
また、マウスピースを外した時間と着け直した時間を記録すると、1日の装着時間も把握できます。メーカーが専用アプリを用意していることもあるため、それらを活用するのも良いでしょう。
外出するときはマウスピースケースを持ち歩く

外出先で食事をするとき、ケースがないと外したマウスピースの置き場所に困ります。ティッシュなどに包んでしまうと、誤って捨ててしまいかねません。
紛失すれば作り直しになり、治療は止まってしまいますし、費用もかかります。外出時は必ずケースを持ち、外したらすぐにしまう習慣をつけましょう。外出時もしっかりとケースを携帯することで、マウスピースをつける意識も維持しやすくなります。
外食や会食が続く時期は交換時期を調整する

外食は自宅での食事より時間が長くなりがちで、装着時間に影響します。
特に、新しいマウスピースに替えた直後は歯に新しい力が加わるため、特に装着時間を守ることが大切です。その頃に会食や旅行が重なる予定があるなら、交換の時期について事前に歯科医院に伝えて調整することを考えしましょう。
新しいマウスピースへの交換は寝る前にする

マウスピースの装着を始めた直後や、別のマウスピースへ交換したすぐ後は、歯に力が加わって痛みや圧迫感が出ます。矯正装置による痛みは、1週間程度で落ち着きますが、痛みが気になって外したくなる人もいるでしょう。
そんな時は、新しいマウスピースへの交換を夜の寝る前にすると、痛みを感じやすい時間帯を寝ている状態で過ごせます。
矯正治療中の痛みについては、気になる矯正治療の痛み…できるだけ少なくするにはどうしたらいいの?のコラムで詳しく解説しておりますので、併せてご参考になさってください。
痛みが強いときは歯科医師に相談する

上述のとおり、矯正装置による痛みは、1週間程度で落ち着きますが、強い痛みが続く時や、マウスピースをつけられないほど痛む時は、我慢せず担当の歯科医師へ伝えてください。
治療前の写真と今の歯並びを見比べる

イメージトレーニングも有効です。マウスピース矯正の治療期間は、歯並びや治療内容によって異なり、長期になることもあるため、途中で不安になってしまうこともあるでしょう。
そんな時は、治療前に撮った写真と今の歯並びを見比べてみてください。歯が動いた分が目に見えると、続けるモチベーションを保つ一助になるはずです。
マウスピース矯正は装着時間の積み重ねが結果につながる

マウスピース矯正は、ワイヤー矯正よりも痛みも少なく、目立たたないうえに取り外せるのは大きなメリットですが、結果が自己管理に左右される点には注意が必要です。今回お伝えしたように、装着時間が足りないと、治療期間が延びたり、次のマウスピースが合わなくなったりします。
ただし、マウスピースを外す動作とつける動作を、生活の流れに上手に組み込めば、装着時間は自然と積み上がっていきます。
町田歯科・矯正歯科では、マウスピース矯正の装着時間についてのご質問もお受けしています。矯正期間中は何かとご不安も募るものですので、一人で抱え込まずに、町田駅すぐそばの町田歯科・矯正歯科へお気軽にご相談ください。








