矯正歯科

矯正治療中の食事、注意すべきポイントは?

  • 矯正治療を始めたいと思っているけど、なんだか大変そう…。
  • ずっと矯正装置が付いたままで、違和感はないのかな…。
  • 矯正中の日常生活では、どんなことに気をつけなくちゃいけないんだろう…。

矯正治療について、このように思われる方は多いのではないでしょうか。周りに矯正治療中の方がいても、いざ自分がやるとなると、やはり様々な疑問やお悩みが出るものです。

矯正治療によっては、一度治療を開始すると数年間矯正装置を付けたままになります。そうなると日常生活がどのように変わるのか気になりますよね。特に食事は毎日のこと。食物は歯で咀嚼(そしゃく)する以上、矯正治療を考える皆さんが一番気になるのではないでしょうか。

そこで今回は、矯正治療中の毎日の食事について、そのポイントや注意点をお伝えします。この記事を参考に、治療中もバランスの良い食生活を心がけてください。

矯正装置の種類と食事の注意点

矯正治療中は、ずっと食事に気を付けなければならないわけではありません。矯正装置の種類によっては、食べられるものは何でも食べてOKだったり、食事の際には取り外せたりするものもあります。

矯正歯科のページで解説していますが、矯正装置ごとの特徴について、こちらでもご説明します。お子様の歯の矯正については、きれいな歯並びをつくるお子様のための矯正(小児矯正)も併せてご覧ください。

ワイヤー矯正

歯に接着剤でブラケットと呼ばれる器具を装着し、ワイヤーを通し、その引っ張られたワイヤーが戻る力を利用して歯を動かす方法です。矯正治療と言われると、まず多くの方がイメージするのがこの方法です。
ブラケット

ワイヤー矯正では、ワイヤーをかける歯の位置や数を変えることによって、動かし方を自在に変えられるので、様々な歯並びに対応できるのがメリットです。ワイヤーをかける期間は2〜3年ですが、前後にマウスピースが必要になることがあります。

複雑な歯並びを改善する場合、抜歯をしてスペースを作り、ワイヤーで歯を並べるという方法を取ります。ただし、固い食べ物は矯正装置に強い力がかかり、外れてしまう恐れがあります。

注意していただきたいのは、固いせんべい、リンゴの丸かじり、固いバゲットなどのパン、するめ、生の根菜、ステーキなどの肉類等です。ブラケットが外れてしまうだけでなく、ワイヤーが飛び出ると頬や舌に刺さり、とても痛い思いをします。

また、装置にゴムやプラスチックのパーツがある場合、カレーやコーヒーなどで着色して黄色くなってしまいます。装置の機能自体には影響ありませんが、なかなか交換できないので、見た目を気にする場合には注意しましょう。

矯正歯科のページでも触れているとおり、町田歯科ではクリアブラケット・ホワイトワイヤーを使用し、審美的な治療にも配慮していますので、お気軽にご相談ください。

マウスピース矯正(インビザライン)

現在の歯並びをスキャンして理想の歯並びをシミュレーションし、段階的にマウスピースを装着していって、優しい力で歯を動かす新しい治療法です。
マウスピース矯正(インビザライン)

こちらも同じく矯正歯科のページでご説明していますが、町田歯科ではiTero(アイテロ)という最先端の3D口腔内スキャナを採用し、インビザラインによるマウスピース矯正をご提供します。マウスピース矯正は、歯に透明なマウスピースを装着して日常生活を送るだけなので、痛みが少なく、治療中の見た目も気になりにくいのがメリットです。

ただしワイヤー矯正に比べると、適応範囲は狭く、歯を平行移動することは期待できません。歯の傾斜を治したり、前歯の軽度ながたつきを治すことを目的として行われます。マウスピース矯正では、歯を抜く代わりに、歯の側面を削って形を調整することで、歯を並べるスペースを作ります。

マウスピース矯正では、食事の際には外していただくため、基本的に特別な制限はありません。飲み物に関しては、マウスピースがプラスチック製のため、お茶やコーヒーなどで着色してしまいます。

また、砂糖が入ったジュースやラテなどを飲むと、マウスピース内に砂糖が停滞して虫歯のリスクが高まります。マウスピースは食事以外つけっぱなしになるので、汚れてしまうと口臭の原因にもなります。装着している時は水を飲むようにし、それ以外の飲み物の場合は、マウスピースを外して飲むようにしましょう。

舌側矯正(ぜっそくきょうせい)

「矯正装置が表から見えてほしくない」という方向けに、歯の内側にブラケットを付け、そこにワイヤーを通す方法です。矯正装置が対面では見えにくく、目立たないのが最大のメリットです。
舌側矯正

ただ、基本的な治療方法は表側から行うワイヤー矯正と同じですが、内側に装置が入るため、どうしても表からの矯正よりも違和感は強くなります。

また、表側に比べるとブラケットを付けるスペースが限られているため、歯を動かしにくく、治療期間も少し長くなります。矯正装置に常に舌が当たっている状態になりますので、口内炎ができやすい方には不向きといえます。

そして歯の内側に装着するため、食べ物が装置に挟まると目視できないことがあり、取れにくいので、繊維質の食べ物や麺類には注意が必要です。

例えば、水菜、ネギ、ニラ、きのこなど繊維質の野菜や麺類は装置の間に挟まりやすい食べ物です。また、鶏肉や魚も挟まると見えにくく、食後のケアが難しいので注意しましょう。装置が外れてワイヤーの先端が飛び出ると、舌を傷つけやすいので、意識的に柔らかい物を食べるようにしましょう。

矯正治療中は口内炎予防にビタミン摂取がおすすめ

近年では、装置が薄型になり、口内の違和感を軽減できるようになっていますが、やはり、どこかに口内炎ができやすくなります。

そんな時は、粘膜の働きを助けてくれるビタミンBやビタミンCのサプリメント、緑黄色野菜、赤身のマグロやカツオなどを積極的に摂取して、口内炎を予防すると良いでしょう。

矯正治療中は口内炎予防にビタミンがおすすめ

矯正装置の特徴を知って、正しい食事の摂り方を

矯正装置の特徴を知って、適切な食事の摂り方を

一定期間だけ頑張ろうと思って始めた矯正治療でも、日々の食事に制限があると楽しめないですよね。しかし毎日の食事が楽しめないからと、矯正治療を途中で断念してしまってはもったいないことです。

もう一度お伝えしますと、マウスピース矯正では、取り外しができるので割と自由にお食事を取っていただくことが可能です。ワイヤー矯正や舌側矯正では固いものや挟まりやすいものに注意しましょう。

矯正装置をつけながらでも、メニューの工夫次第で様々な食事が楽しめます。気を付けるべきポイントをしっかり押さえて、治療中も栄養バランスを崩さないようにしてください。このような矯正中のライフスタイルについても、町田歯科ではご相談に乗っておりますので、お気軽にご連絡ください。

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