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歯が痛い、冷たいものがしみるというお悩み

このような症状でお悩みではありませんか?

  • 何もしなくても歯がズキズキと痛む
  • 噛むと痛い
  • 冷たいもので歯がしみる
  • 熱いものでも痛みを感じる
  • 歯茎が腫れて痛む

痛みの原因は、虫歯歯周病知覚過敏など様々で、原因によって適切な治療法も異なります。

歯が痛い、その原因は?

一口に「歯が痛い」といってもその原因は色々で、痛みの種類も異なります。適切な治療を受けるためにも、まずは原因を特定することが重要です。ここでは、歯が痛む主な原因を紹介します。

虫歯

虫歯は、歯の表面を覆っているエナメル質が酸によって溶かされて穴が開いてしまう病気です。

私たちのお口の中にはたくさんの細菌が住んでいて、その中のミュータンス菌は食べかすに含まれる糖分を分解して酸を作り出します。この酸が歯のエナメル質を溶かすことで虫歯になるのです。

初期は自覚症状がほとんどないため、気づかないうちに進行してしまうこともあり、進行すると痛みや歯茎の腫れを引き起こします。

さらに、重症化すると歯の神経が壊死してしまい、一時的に痛みを感じなくなることがあります。しかし、これは虫歯が治ったわけではありません。むしろ、さらに悪化していて、再び激しい痛みや腫れに悩まされることになります。

最終的には歯を失うこともあるため、早期発見・早期治療が大切です。

歯周病

歯周病は、歯茎や歯を支えている骨(歯槽骨:しそうこつ)に炎症が起こる病気です。初期段階では自覚症状が少ないため、気づかないうちに進行してしまうこともあります。

詳しくは、歯周病は治療が可能のコラムでも解説していますが、歯周病は40歳以降に急増する病気で、実に日本人の成人の約8割が歯周病だといわれています。進行すると歯を支える骨が破壊され、歯がぐらついたり抜け落ちたりするので、注意が必要です。

歯ぎしり・食いしばり

歯ぎしりや食いしばりは、睡眠中などに無意識に歯に強い力を加えてしまう習慣のことです。歯の根っこ部分にある歯根膜(しこんまく)が炎症を起こし、痛みにつながることがあります。

特に朝起きた時に顎が疲れている、頭痛がする、歯が痛いといった症状がある場合は要注意です。

歯ぎしりについては町田歯科ブログでも詳しく解説しておりますので、併せてご参照ください。

その他の原因

その他には、親知らずの生え方による炎症(智歯周囲炎:ちししゅういえん)、歯の亀裂や欠け、口内炎などが挙げられます。また、副鼻腔炎が原因で上顎の歯に痛みが生じるケースもあります。

このように、歯の痛みには様々な原因が考えられるので、原因が特定できない痛みが続く場合は、自己判断せずに歯科医院を受診しましょう。

歯の痛みについては、徹底解説!~歯の痛み~のコラムでも詳しく解説しておりますので、興味のある方は、併せてご参照ください。

冷たいものがしみる、その原因は?

冷たいものを口にした時に歯がキーンとしみる原因は一つとは限りません。

知覚過敏

歯がしみる原因として最も一般的なのが知覚過敏です。加齢や強いブラッシング、歯ぎしりや食いしばりで歯茎が下がり、象牙質が露出することで冷たいものなどの刺激がしみるようになります。

自然に改善することもありますが、症状が気になる場合は、知覚過敏用の歯磨き剤の使用や、歯科医院での処置を検討しましょう。

初期の虫歯

歯の表面のエナメル質が溶けはじめると、その下にある象牙質が露出して、冷たい刺激が神経に伝わりやすくなり、しみるような痛みを感じます。さらに進行すると、痛みやしみる症状が強くなり、温かいものや甘いものでも刺激を感じるようになります。

歯周病

歯周病が進行すると歯茎が下がり、歯の根元が露出することで冷たいものがしみやすくなります。また、歯周病特有の症状として、歯茎の腫れや出血、口臭なども併せて現れることが多くなります。

歯の摩耗・亀裂・破折

歯ぎしりや食いしばり、加齢、強いブラッシングなどによって歯がすり減ったり、小さな亀裂や破折が生じることがあります。それにより、象牙質が剥き出しになり、外部からの刺激に敏感になることがあります。

酸蝕歯(さんしょくし)

酸蝕歯(さんしょくし)とは、酸性の飲食物(コーラ、オレンジジュース、スポーツドリンクなど)を頻繁に摂取したことが原因で、歯のエナメル質が溶けてしまった歯のことです。熱い物・冷たい飲み物がしみることがあります。

酸蝕歯については歯が溶ける?酸蝕症(さんしょくしょう)ってなに?のコラムでも詳しく解説しておりますので、興味のある方は併せてご参照ください。

治療後の銀歯

虫歯治療の際に歯を削ったり、詰めものや被せものを装着する際に歯や歯茎を乾燥させたりすることで、歯の神経が一時的に敏感になり、しみてしまうことがあります。

特に、銀歯は熱伝導率が高いため、冷たいものや熱いものの温度変化を敏感に感じます。しかし、2日~1週間で神経が落ち着き、しみなくなります。

歯髄炎(しずいえん)

歯の内部には歯髄(しずい)と呼ばれる神経や血管が集まった組織があります。この歯髄が、深い虫歯や外傷によって炎症を起こした状態を歯髄炎(しずいえん)といいます。

歯髄炎になると冷たいものや温かいものがしみることがあり、さらに、重症化するとズキズキとした強い痛みを感じることがあります。

歯肉退縮(しにくたいしゅく)

歯肉退縮(しにくたいしゅく)は、歯茎が下がって歯の根元が露出する状態です。加齢や歯周病、間違った歯磨きなどが原因で起こります。歯肉が下がると象牙質が剥き出しになり、冷たいものがしみやすくなります。

歯肉退縮については、歯肉退縮(しにくたいしゅく)の放置は危険のコラムで詳しく解説しておりますので、併せてご参照ください。

歯が痛い、冷たいものがしみる時の治療法

歯が痛い・しみる症状は、原因によって適切な治療法が異なります。ここでは、主な原因別の治療法や自宅でできるケア方法についてご説明します。

知覚過敏の場合

知覚過敏用の歯磨き粉を使用することで、痛みを軽減できる可能性があります。硝酸カリウムや乳酸アルミニウムなどの成分を含む歯磨き粉が効果的です。また、毛先の柔らかい歯ブラシを選び、力を入れすぎないように磨きましょう。

歯科医院では、フッ素塗布やコーティング剤で露出した象牙質を保護する治療が行われます。症状が重い場合は、象牙細管を封鎖する薬剤を使った治療や詰めもの・被せもので歯を覆って保護する方法もあります。

虫歯の場合

虫歯の痛みは、市販の鎮痛剤で一時的に抑えられます。ただし、あくまでも対症療法であり、根本的な治療はできません。

初期虫歯であれば、虫歯の部分を削り取って詰め物をすることで治療が完了します。しかし、虫歯が神経にまで達している場合は、神経を取り除く根管治療が必要になります。放置すると歯を失ってしまうため、虫歯で痛む場合は早めに歯科医院に受診してください。

町田歯科では、マイクロスコープを用いた精密な根管治療を行います。根管治療をお考えの際も、安心してご相談ください。

歯周病の場合

歯周病治療は、進行度合いに応じて段階的に行われます。初期治療では、歯石除去やTBI(Tooth Brushing Instruction:歯磨き指導)が中心です。

歯周病が進行している場合は、歯周外科手術が必要になることもあります。歯周外科手術には、歯茎を切開して歯の根を露出させ、歯石や細菌を徹底的に除去するフラップ手術や、失われた骨や歯茎を再生させる再生療法などがあります。

重度の歯周病では、残念ながら抜歯をしなければなりません。

歯が痛い、冷たいものがしみる症状でお悩みの方は町田駅徒歩3分の町田歯科へ

歯が痛い・冷たいものがしみるといった症状は、ズキズキと痛む場合は虫歯、歯茎が腫れて出血する場合は歯周病、冷たいものがしみる場合は知覚過敏などが考えられます。

初期段階で治療を開始できれば、痛みや症状を軽減できるだけでなく、治療期間も短縮することも可能です。歯の健康は、全身の健康にもつながっています。少しでも気になる症状があれば、我慢せずに早めに町田駅徒歩3分の町田歯科にご相談ください。