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小児歯科

お子さんがケガをして歯を傷めてしまった!…そんな時は?

お子さんが転んで顔をケガするというのはよくある話です。小さなお子さんほど、身体と比べて頭部のサイズが大きく、前に転びやすいものですし、うまく手をつけないことがあります。

このために、お子さんが前歯を中心としたケガをすることは珍しくありません。もし、お子さんがお口のケガをしたとき、どうすればいいのでしょうか?今回は、お子さんがお口のケガをしたときの応急処置についてお話しします。

ケガをしたお子さんの歯の状態は?

お子さんのお口のケガと言っても、色々な症状があります。そのため、ケガをしたときの対処法もさまざまです。

唇や歯肉から出血しているとき

唇や歯肉などが裂けて出血している場合、まずガーゼやティッシュペーパーを当てて、数分押さえてください。どんな場合もそうですが、出血はまずは押さえることです。

傷の状態によっては、中に砂利や草などが入っていることもありますが、無理に取り除く必要はなく、まずは出血を止めることを優先してください。

舌を噛んだりして出血すると、深さによってはなかなか血が止まらなくなりますが、やはり出血を押さえることが優先なので、止血に取り組みましょう。

お子さんの歯が抜けてしまったとき

ケガの程度によっては、歯が抜けてしまうこともあります。特に、乳歯は骨や歯根の状態から抜けてしまうこともしばしばです。

無理に歯を洗わない

屋外で歯が抜けた場合に多いのですが、抜けた歯に砂や土などの汚れがついていることがあります。思わず抜けた歯についた汚れを取り除いて、きれいにしたくなるものですが、洗い流さないでください。汚れを洗い流す過程で、歯を傷めてしまう可能性があるからです。

牛乳や歯の保存液に入れる

歯は、乾燥が大敵です。抜けた歯は、そのままにしていると乾燥して歯の細胞が死んでしまいますので、乾かないようにする必要があります。

身近なものでは、牛乳がおすすめです。抜けた歯をそのまま牛乳に入れて、町田歯科までお持ちください。もし、歯牙保存液(しがほぞんえき)という専用薬液があれば、そちらをご利用ください。

牛乳であれば、歯の細胞は6時間程度生き続けられると言われています。歯牙保存液なら24時間程度生き続けられます。

歯牙保存液は市販されていますので、インターネット通販のほか、一部ドラッグストアで購入できます。なお、水道水なら数十分で歯の細胞が死んでしまうため、水道水に入れるのは避けてください。

また、牛乳も歯牙保存液もない場合に、お口の中に入れて歯科医院まで運ぶという方法もありますが、お子さんの場合誤って飲み込んでしまう可能性があるのでおすすめできません。

抜けたところからの出血

歯が抜けると、そこから出血してきます。ガーゼを噛ませると圧迫されて血が止まりますので、清潔なガーゼやティッシュペーパーを丸めて抜けたところに噛ませるようにしてください。

お子さんの歯が欠けてしまったとき

ケガをした歯が欠けている場合、そのまま町田歯科までお連れください。もし、欠けたかけらが見つかったら、一緒に当院までお持ちください。欠け方によっては、再利用できることもあるからです。

お子さんの歯がグラグラしたり、歯の位置が変わったりしているとき

ケガをした後、歯がグラグラしているときも、指で触らないようにして町田歯科までお連れください。歯の位置が変わってしまったようなときも同様です。安静を保ちながら、当院にお越しください。

なお、数本まとめて歯が動いているときや、歯の動きに伴って歯肉部分も動く場合、歯を支えている骨自体が折れている可能性が考えられます。

骨が折れると、出血量も多くなりますが、まずは止血が優先です。清潔なガーゼやティッシュペーパーを丸めたもので出血しているところを押さえて、出血を止めるようにしましょう。

お子さんの歯の色が赤くなっているとき

歯の色が赤くなっているときは、歯の内部で出血している可能性が考えられます。歯のグラつきや位置の変化がなくても、歯科医院で診てもらいましょう。

ケガから数ヶ月しての歯の変色

ケガをした直後は歯の色の変化がなくても、数週間から数ヶ月してから歯の色がグレーになってくることがあります。このようなとき、歯の神経が死んでしまっている可能性が考えられます。

そのままでいると、歯の根の先に膿が溜まってきます。ケガをした歯が乳歯なら、次に生えてくる永久歯の成長に悪影響が出ますし、永久歯なら歯根嚢胞(しこんのうほう)という膿の袋を作ってしまうリスクがあります。

歯の色がグレーになってきた際は、町田歯科にご相談ください。

お子さんが傷めてしまった歯の歯磨きは?

お子さんが傷めてしまった歯の歯磨きは?

乳歯がケガをして、歯科医院での診察を受けた後、ご自宅での歯磨きはどうすればいいのでしょうか。

ケガをしたお子さんだけでなく、保護者の方も歯磨きを怖がるものですが、全く歯磨きをしないと、プラークがたまってかえって治りを悪くしてしまいます。

もちろん、痛む歯を歯ブラシで歯磨きするのは難しいと思われます。そこで、例えば薄めたイソジンなどのうがい薬を綿棒につけて、ケガをした歯を優しく拭うような感じで歯をケアすることをおすすめします。

お子さんが歯を傷めてもあわてずに

お子さんが転んだりしてお口をケガしたときは、お子さんが泣いたりして大変だと思いますが、落ち着いてお子さんの状態をチェックしてください。

その上で、

  1. 出血の有無の確認と止血
  2. 歯の確認
  3. 抜けた歯があれば牛乳や保存液に入れて保管
  4. ケガをしたところの安静

お口のケガは、唇や歯肉などの軟組織のケガと、歯や骨などの硬組織のケガに分けられますが、最初の対応は同じです。これら4つを行っていただき、できるだけ早めに歯科医院を受診するようにしてください。

町田歯科でもお子さんのお口のケガの治療を行っています。 町田歯科の小児歯科では、常にお子さんの気持ちに配慮した優しい治療を行っておりますので、お子さんがお口のケガをした際は、あわてず安心して当院にご連絡ください。

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