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矯正歯科

比べてみよう!マルチブラケット矯正とマウスピース矯正

矯正情報の特設サイト矯正歯科のコラムで、歯の矯正について様々な角度から解説していますが、やはり患者さんが気になるのは、実際の治療法としてマルチブラケット(ワイヤー)を使った矯正と、マウスピースを使用した矯正と、どちらが良いかという点ではないでしょうか。

町田歯科へのお問い合わせでも、矯正治療を受けようか迷っている方の中には、2つの矯正治療の特徴や違いを知りたいと思っている方が多いのも事実。そこで今回は、マルチブラケット矯正とマウスピース矯正について、両者を比較しながらご説明したいと思います。

治療法について

矯正歯科ページや、矯正歯科のコラムでも触れていますが、マルチブラケット矯正とマウスピース矯正について、もう一度簡単にご紹介します。

マルチブラケット矯正の治療法

マルチブラケット矯正は、歯の表面にブラケットという金具、そこに通した弾性ワイヤーで構成される矯正装置で歯並びを整える矯正治療法です。100年以上前に開発され、現在では最もオーソドックスな矯正治療法になっています。

マウスピース矯正の治療法

マウスピース矯正は、マウスピースを矯正装置として歯並びを整える矯正治療法です。アメリカのアライナー社がコンピューターのシミュレーションソフトと、工場でのマウスピース製作を組み合わせたインビザラインを開発して以来、かなり普及してきた治療法です。

インビザラインについては、今話題のインビザライン矯正治療とは?のコラムでも解説していますので、併せてご参照ください。

適応範囲について

適応範囲について

続いて適応範囲について比較してみましょう。

マルチブラケット矯正の適応範囲

マルチブラケット矯正は、ほとんど全ての歯列不正(しれつふせい:悪い歯並び)に対応しています。前述のとおり、100年以上の歴史があり、矯正治療中に発生すると思われるトラブルについても、洗い出されています。

顎変形症(がくへんけいしょう)という、手術が必要な骨格の異常による歯列不正の手術前矯正にも、マルチブラケット矯正が選ばれます。

マウスピース矯正の適応範囲

マウスピース矯正は、マルチブラケット矯正と比べると、歯列不正の適応範囲には限りがあります。

例えば「抜歯をして歯を移動させる」といった歯の移動距離の長い症例や、歯を引っ張り出したり、反対に沈み込ませるような歯の位置調整が必要なケースは、マウスピース矯正は苦手です。

そこで、マウスピースにアタッチメントを組み合わせるなどして適応範囲を拡大していますが、顎変形症など、どうしても適応できない症例もあります。

適応範囲を比べてみると

マウスピース矯正の適応範囲は増えつつありますが、やはり限度があるのも事実です。その点、マルチブラケット矯正は、ほぼ全ての歯列不正に対応しているため、適応範囲の広さに関しては、マルチブラケット矯正の方が優れています。

矯正中の目立ちにくさ

矯正中の目立ちにくさ

今度は矯正装置の目立ちにくさという点で比べてみましょう。

マルチブラケット矯正の目立ちにくさ

マルチブラケット矯正は、歯にブラケットやワイヤーなどの矯正装置を装着するため、どうしても矯正装置が目立ってしまいます。

そこで、ブラケットを白いセラミックや透明なプラスチックタイプとしたり、ワイヤーを白くコーティングしたりして、少しでも目立ちにくくしたタイプも開発されています。町田歯科では、矯正歯科ページでお伝えしているように、クリアブラケット・ホワイトワイヤーという審美的に優れたタイプもご用意しています。

また、歯の裏側に矯正装置を装着することで目立ちにくくした、裏側矯正も普及しつつあります。

マウスピース矯正の目立ちにくさ

マウスピース矯正で使う矯正装置は、透明度が高く、しかもとても薄いうえに、歯にピッタリとフィットするマウスピースです。一見するだけでは、マウスピースがついていることが分からないほど目立たないのが特徴です。

マウスピース本体も、汚れがつき始める頃には新しいものに交換しますので、汚れて目立つようなこともありません。

目立ちにくさを比べてみると

目立ちやすいマルチブラケット矯正と比べると、薄くて透明なマウスピースを使用するマウスピース矯正は目立ちません。やはり目立ちにくさという点では、マウスピース矯正の方が優れていると言えるでしょう。

日常生活への影響

日常生活への影響

矯正治療中、日常生活への影響はどのくらい出るものでしょうか。

マルチブラケット矯正の日常生活への影響

マルチブラケット矯正では、とても複雑な形をした矯正装置が歯に接着されます。矯正装置の隙間に食べ物が引っかかりやすく、歯磨きは大変です。また、頬や唇などに矯正装置が当たるため、慣れるまでは滑舌が悪くなることもあります。

マウスピース矯正の日常生活への影響

マウスピース矯正のマウスピースは、ご自身で脱着できるので、食事や歯磨きの時は矯正装置を外せます。したがって、マウスピースを外している時は、矯正治療前と同じように日常生活を送ることができます。

日常生活への影響を比べてみると

日常生活への影響という観点で比べると、やはり取り外し可能なマウスピース矯正の方が自由度が高く、優れています。

通院頻度

通院頻度

マルチブラケット矯正とマウスピース矯正では、通院の頻度にも違いがあります。

マルチブラケット矯正の通院頻度

マルチブラケット矯正では、ワイヤーを1ヶ月に1回程度の間隔で交換しなければなりませんが、これはご自身ではできないので、歯科医院への通院が必須となります。おおむね1ヶ月に1回くらいのペースでの通院となります。

マウスピース矯正の通院頻度

マウスピース矯正では、あらかじめ何回かの交換分のマウスピースをお渡しすることができます。マウスピースは2週間おきの交換となるケースが多く、何回かの交換用マウスピースを受け取っていれば、それだけ通院回数も少なくなります。

通院頻度を比べてみると

通院の頻度は、マウスピースの受け取り数によって違いが出ますが、1ヶ月おきの調整が必要なマルチブラケット矯正の方が多くなるでしょう。

管理の必要性

管理の必要性

マルチブラケット矯正とマウスピース矯正では、矯正治療中のご自身での管理の方法にも違いがあります。

マルチブラケット矯正の管理

マルチブラケット矯正は、歯に矯正装置を接着するため取り外しはできませんが、矯正装置は歯科医師が調整しますので、ご自身での管理は必要ありません。

マウスピース矯正の管理の必要性

マウスピースは、1日あたり20時間以上装着しなくてはなりませんし、一定期間使用したら次のマウスピースに交換する必要もあります。

使用時間と交換期間を守らないと、治療計画通り治療が進まなくなりますので、ご自身でしっかりと管理していただく必要があります。

管理の必要性を比べてみると

マウスピース矯正は、装着時間や交換期間というご自身での管理が欠かせませんが、マルチブラケット矯正は、歯科医師が調整するため、そのようなことはありません。

2つの矯正方法の特徴を理解して

2つの矯正方法の特徴を理解して

今回は、マルチブラケット矯正とマウスピース矯正について、様々な角度から比較しつつご紹介しました。どちらの方法も、それぞれに特徴のある矯正治療法です。

矯正治療を始める前には、それぞれの特徴をしっかり理解し、気になる歯列不正の症状に適しているかを判断する必要があります。

もちろん、町田歯科は矯正治療の専門知識に長けた日本矯正歯科学会所属の矯正医が在籍し、豊富な歯列矯正の治療経験と実績がありますので、どちらの矯正方法が良いかわからないという方は、お気軽にご相談ください。

矯正歯科の特設情報サイトをオープンしました

矯正歯科の特設サイトをオープンしました

おかげさまで多くの患者さんに町田歯科・矯正歯科の矯正治療を受診いただいております。それに伴い、患者さんより矯正について様々なご質問をお受けする機会も増えており、矯正治療情報に特化した情報サイトを開設いたしました。

町田歯科ならではの矯正の特長や矯正の種類、実際の矯正治療例や、料金・ローンシミュレーションなど、より詳しく解説しておりますので、併せてご参照いただければと思います。

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