新規開業して1週間が経ちました。当たり前ですがまだまだ予約でいっぱいとまではいきませんが、既に多くの患者さんに来ていただきました。
町田駅周辺には本当に多くの歯科医院がありますが、その中から当院を選んでいただいて本当に感謝しております。
歯医者ですから僕の仕事は「歯を守ること」でして、早期に受診していただくことによって歯を守れる治療、予防の提案ができることを嬉しく思っています。
今は歯医者が怖い、行くのが面倒だという方も一度は話を聞いていただいて「ここなら通えるかな」と思っていただけるよう頑張りたいと思います。
歯科用拡大鏡
さて、今日は町田歯科のホームページにも書いていますが「精密な治療」とはどういう意味なのか、について少し書きたいと思います。
当院では処置する際には必ずサージテルという6倍率の歯科用ルーペを装着して治療をしています。
十数年前までは日本全国のほとんどの歯科医師が肉眼で治療していました。
少し前の調査でも歯科用ルーペを使って治療している歯科医師は日本の1割にも満たないというデータがあります。一方アメリカなど歯科先進国の歯科医師はほとんどルーペを使用していると言われています。
僕が学生時代に留学した香港大学では2年生から歯学部生が患者さんに実際治療をするのですが(それだけで日本の感覚からすると驚きですが)診療室では2年生全員がルーペを装着して治療をしていました。
日本では5,6年生が治療をすることもありますが、ルーペなんてつけてる学生が皆無でした。日本で学生がルーペなんかつけて治療をしてたら指導医から生意気だと怒られてたでしょう(笑)
ルーペをつけて拡大しているだけで何が違うの?と思う方もいると思いますが、実はルーペをつけるうえで重要なことはLEDライトを「目線と同じ方向から照らす」ということです。
下記の画像を見てください。
違いが分かるでしょうか。
左が肉眼、真ん中がルーペをつけただけの画像、一番右はルーペにLEDライトをつけた画像です。
肉眼やルーペだけの画像では見づらかったところが一番右の画像ではどこまでが変色しているかよく分かります。
実際に治療中は椅子に備え付けのライトで照らしますが、ライトでは光の照射方向が視軸(見ている方向)と違うために影ができて非常に見づらくなります。
一方、右の画像のように見ている方向とライトの方向が同じだと影ができづらく、かつ十分に拡大しているので、とてもクリアに処置すべき箇所を観察することができます。
よく見えると削るべき箇所もよく分かり、なるべく削らない治療が可能となります。また被せものなどの型取りや装着する時も適合の精度を上げるにはミクロ単位で綺麗な形にしなければいけません。
よく見え、かつ光も充分に当たるため視野が広くなり、正確で細かい治療が可能となります。
町田歯科では治療をする際は必ず歯科用ルーペを装着し出来るだけ精度の高い治療ができるよう努めています。
町田歯科・矯正歯科 院長 成田健志