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虫歯治療

徹底解説!~歯の痛み~

皆さんが歯医者に行く理由は何ですか?おそらく、その理由の大半は「痛み」だと思います。

痛みは歯や歯茎、顎など、様々な場所に発生します。ズキズキするような激しい痛みは「一刻も早く取り除きたい」と思いますし、冷たいものがしみる一瞬の痛みでも不安になりますよね。

今回はそんな歯の痛みについて徹底解説します。皆さんを悩ませている痛みについて、一緒に考えていきましょう。

そもそも「痛み」とは

まずは「痛みとは何か」ということを理解していきましょう。皆さんも様々な「痛み」を経験したことがあると思います。例えば、擦り傷の痛みとお腹の痛みは、同じ「痛み」であっても何となく種類が違うと分かりますよね。つまり様々な因子が原因で痛みが生じているわけです。

痛みの定義

痛みの定義

痛み(疼痛:とうつう)とは「実質的な組織の損傷によって誘発される不快な感覚、および感覚的体験」と定義されています。

組織が損傷する原因は様々ですが、例として機械的な刺激や温度刺激、化学的刺激などが挙げられます。

また、感覚的体験とは「痛いように感じる体験」のことです。他人が痛そうにしているのを見て、自分も同じような痛みを感じた経験があると思います。このように、痛みは精神状態によっても引き起こされることがあります。

痛みの種類

痛みの種類~生理的疼痛と非生理的疼痛

先ほど、痛みを「疼痛」と表記しましたが、その種類は大きく分けて生理的疼痛非生理的疼痛の2つがあります。

生理的疼痛は自分の体が危険にさらされていることを意味しています。一方の非生理的疼痛は、生体内の異常反応によって生じるとされています。

種類は違うものの、どちらも体から伝達される重要なサインです。見過ごさないでください。

歯の痛みの種類とは?

歯の痛みのほとんどは、前述の生理的疼痛に分類されます。虫歯などが原因となって、歯髄(しずい:歯の神経)に刺激が加わることで生じます。

それでは、歯科の領域である歯の痛みについて考えていきましょう。歯の痛みのほとんどは、前述の生理的疼痛に分類されます。虫歯などが原因となって、歯髄(しずい:歯の神経)に刺激が加わることで生じます。

では、具体的にどのような痛みがあるのでしょうか。痛みの種類、性質を分類して詳しく見ていきます。

鋭痛と鈍痛

鋭痛と鈍痛

まず性質によって分類すると、痛みは鋭痛(えいつう)と鈍痛(どんつう)に分けられます。ズキズキした鋭い痛みが鋭痛で、ジーンとした鈍い痛みが鈍痛です。

両者の違いは、刺激が伝わる神経の種類によるものです。歯科治療では鋭痛は急性症状を、鈍痛は慢性症状を想定して診療にあたります。

冷水痛と温熱痛

冷水痛と温熱痛

次に、痛みを引き起こす原因で分類します。冷水痛と温熱痛は文字どおり、冷たいものと温かいものが原因となって生じる痛みです。

一般的に、冷水痛は虫歯や知覚過敏による歯の痛みを意味します。温熱痛は、虫歯が進行して歯の神経にまで刺激が伝わっていることが考えられます。つまり、温かいもので痛みを感じる時の方が、症状が悪化している可能性が高いので、注意しましょう。

咬合痛(こうごうつう)

咬合痛とは、歯を噛み合わせた時に生じる痛みです。これは歯の痛みというよりは、歯根膜という歯を支えているクッションの部分に炎症がある時に生じます。

咬合痛は、歯根膜に炎症がある時に生じる

咬合痛の原因も様々ですが、過度に噛み合わせの力がかかっている場合や、細菌に感染しているケースなどが考えられます。また、根尖病巣(こんせんびょうそう)といって、歯の根っこの先端に病気がある場合も、同様の症状が生じます。治療方法は痛みの原因によって異なるため、精密な検査が必要です。

町田歯科では従来のレントゲンによる診断のほか、歯科用CTスキャンを使用した精密診査を行なっています。

町田歯科では従来のレントゲンによる診断のほか、歯科用CTスキャンを使用した精密診査を行なっています。レントゲンでは把握できない歯や骨の状態を、3D立体画像として確認できるため、正確な診断が可能になります。病気の原因をしっかりと追求し、根本的な治療に努めています。

こんな場合は要注意!危険な歯の痛み

体からのSOSである痛みには様々な種類があります。なかでも、放置すると危険な症状をご紹介します。

虫歯が進行すると激しい痛みを伴いますし、最悪の場合は抜歯しなければなりません。手遅れになる前に、歯科医院または専門の医療機関で適切な処置を受けましょう。

ズキズキと歯痛が続いたが次第に鈍くなり、最終的に痛くなくなった

ズキズキと歯痛が続いたが次第に鈍くなり、最終的に痛くなくなった

最初はズキズキするような歯痛があったのに、いつの間にか痛みがなくなった…。そんな経験はありませんか?

なかには「痛みがなくなって良かった」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、その考え方は非常に危険です。なぜなら、このような痛みの経過をたどった場合、歯の神経が弱り、やがて壊死してしまった可能性が高いからです。

根尖病巣

歯の神経が死んでしまうと、先ほどお伝えした根尖病巣ができることがあります。そうなると、治療が複雑になるばかりか長期化し、最悪の場合は抜歯が必要になるケースもあるのです。

そうならないように、歯の痛みや違和感を感じたら、早めに歯科医院を受診しましょう。

顔や口の中に電気が走るような痛みがある

顔や口の中に電気が走るような痛みがある:三叉神経痛

突然電気が走ったような痛み(電撃痛)が顔の半分を襲った場合は、三叉神経痛(さんさしんけいつう)を疑います。

三叉神経痛は、痛みが生じるタイミングが決まっていることが特徴で、歯磨きやひげ剃り、洗顔などの刺激によって痛みが誘発されます。

また、三叉神経痛の原因の多くは、三叉神経の根元が圧迫されることで起こります。そのほか、三叉神経の周囲に発生した腫瘍などが、神経を圧迫することで起こる場合もあります。

虫歯ではないのに歯が痛かったり、電気が走るようなビリビリする症状がある方は、専門機関を受診してください。

歯の痛みを見過ごさないで

歯の痛みを見過ごさないで

歯が痛い、歯ぐきが腫れた、冷たいものがしみるなど、痛みや不快な症状はできれば避けたいものですよね。

そのような症状が出てから歯医者に行く方がほとんどですが、歯科疾患の多くは定期検診によって未然に防ぐことが可能です。

定期検診ではお口のチェックのほか、予防歯科による口腔ケアも行います。虫歯や歯周病が発生しにくい口腔環境を整えることができますし、万が一トラブルが生じても、早期発見ができるので大事には至りません。

そして、トラブルが起った際にすぐに頼れるかかりつけ医を持つことも大切です。町田歯科では、歯を守るためのメインテナンスにも力を入れています。定期的な検診と予防ケアはお口の健康寿命を延ばすことにつながりますので、ぜひ一緒に取り組んでいきましょう。

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