新年あけましておめでとうございます。町田歯科・矯正歯科 院長 成田です。
なかなかコロナ禍が収束しない昨今ですが、今年も患者さんのためにスタッフが一丸となり、頑張っていく所存です。宜しくお願い申し上げます。
昨年、町田に町田歯科・矯正歯科を開業してから、半年が過ぎました。おかげさまで多くの患者さんにご来院いただき、嬉しく思っています。
町田歯科開院当初の自己紹介でも触れましたが、僕は代々歯医者の家系です。曾祖父と父は青森の弘前で開業していましたが、自分もまた町田の地で開業することになり、様々な経験を通して思うこともあって、年末年始の時期、久しぶりに父とじっくりと話し合いました。
曾祖父、祖母、父、全員が歯科医
曽祖父は弘前で開業し、子供を四人もうけました。全員女性の四姉妹なのですが、四人とも歯医者です。長女が僕の祖母にあたります。そして祖母の実家の歯科医を継ぐために、父は歯科医になり、30年にわたってクリニックを続けました。
正直、若い時は周りが歯医者だらけ(笑)なので、自分は違うことをしたいと考えていました。そして僕は東京の上智大学、しかも法学部に進学し、またグローバルな世界で学んでみたいという想いから、留学もしています。
もちろんそれは有意義な体験だったのですが、時が経つにつれ、やはり歯医者になりたいという気持ちが芽生えてきます。血は争えないですね(笑)。
実は父も一度は別の道を志していました。中央大学の工学部に進学したのですが、そこから北海道大学の歯学部に進学し、歯科医となっています。ふと思い返せば、父も同じように考えていたのかもしれません。
歯医者になりたいという想い
学生時代は充実したものでしたし、上智大学には外国人の学生も多く、グローバルな雰囲気もありました。しかし大人になるにつれ、思い出されるのはいわゆる「父の背中」だったのです。
父は常に地元の患者さんを大事にしていました。その甲斐あってか、やはり多くの患者さんから慕われていたと思います。
そんな父を見ていると、世界で仕事をするのも有意義ではありますが、もっと一人一人、目の前の方を大切にした仕事がしたいという想いが強くなっていったのを覚えています。そして僕自身も歯医者の道を選びます。
代々、歯医者として大切にした哲学
祖母や父からは、常に「患者さんに寄り添う治療」という言葉を聴いていました。とにかく歯医者は頭ごなしにこちらから押し付けない、よく患者さんの話を聴くこと。これが何より大切だと、ずっと言っていました。
また、世間で医者といえば、ともするとお金持ちというイメージもあるかもしれませんが、僕の家族にそれは全くなく、派手な生活などは一切せず、クリニックの利益は全て新しい機材の導入に充てるような人たちでした。
父は特に「痛みのない治療」を大切にしており「この時代でも大学病院の先生は患者に痛みや苦痛を与えることをあまり意識していない(当たり前のように思っている)こともあるので、痛みや苦痛をなるべく与えないようにすることは本当に大事」だと、常々口にしていました。
僕も大学卒業後、実家のクリニックを手伝った時期もあります。「父の背中」を見つつの仕事は、世代が異なるため、時に細かな方針で折り合いがつかないこともあるにせよ、何よりも有意義な経験となっています。
町田歯科・矯正歯科の哲学
先祖や父から学んだ歯医者としての哲学は、僕が町田歯科・矯正歯科を開院するにあたっても、やはり生き続けています。
当院でも「痛みのない治療」、そしてカウンセリングを重視した「患者さんに寄り添う姿勢」を何よりも大切にするのは、脈々と僕の中に受け継がれる歯医者としての想い、そして哲学なのだと実感します。
最新の医療機器は治療をより効率的に、そして患者さんのご負担をなるべく少なくするうえで大切なものですから、充実を惜しむべきではありません。それもまた先祖や父から学んだことです。今は特にコロナ禍でもありますから、町田歯科では院内環境を徹底して清潔に保つ設備も充実させています。安心してご来院ください。
今年もまた、患者さんが「通って良かった」と思ってくれるクリニックを目指して、町田歯科・矯正歯科のスタッフ一同丁寧で誠実な治療を心掛けていく所存です。宜しくお願い申し上げます。