できる限り自分の歯を残したいというお悩み
- 将来ずっと自分の歯で生活したい
- 歯医者さんで抜歯を勧められたけど、どうしても歯を残したい
- 入れ歯やブリッジは入れたくない
このように思っている方は多いのではないでしょうか?
歯を失うことは、食事の楽しみや健康を損なうだけでなく、経済的な負担も大きくなり、ストレスにもつながります。
虫歯が深く進行してしまうと、最悪の場合、抜歯をして歯を失うことにもなりかねません。その前に的確な根管治療を行うことで、歯を残せる可能性があります。根管治療とは、虫歯によって感染が起きている歯の内側の歯髄(しずい)を除去する、歯の根っこの治療のことです。
町田歯科ではマイクロスコープを使用した根管治療を行います
歯の根っこ(歯根:しこん)は複雑な形をしていることも多く、根管治療の難易度は高いと言われますが、町田歯科では、歯科用CTによって歯の根の内部を正確に把握し、マイクロスコープを使用して治療するので、感染源をしっかりと除去することが可能です。
なぜ歯を残すことが大切なのか?
「人生100年時代」という言葉を耳にする機会も増えました。健康で豊かな100年を過ごすために歯の健康がどれほど大切か、皆さんはじっくりと考えたことはるでしょうか。
人間が生きていくためには食事が欠かせませんが、食べるという行為は、単なる栄養補給ではなく、人生の大きな楽しみの一つですよね。
もし、歯を失ってしまったらどうでしょう?肉汁たっぷりのステーキを噛みしめることも、果物を丸ごとかじることも難しくなるかもしれません。好きなものを自由に食べられないのは、本当に寂しいものです。
また、歯を失うことのデメリットは、美味しい食事が楽しめなくなるだけではありません。噛む力が弱まると、食べ物を十分に細かく砕けずに飲み込んでしまうため、胃腸への負担が大きくなってしまいます。その結果、栄養バランスや体調に悪影響が出る可能性も高まります。
「歯を失ったら、入れ歯やブリッジで治療すれば大丈夫」。そう思う方もいらっしゃるかもしれません。確かに、これらの治療で噛む機能を取り戻すことはできますが、決して手軽な治療ではありませんし、治療後も様々なアフターケアが必要です。
歯を守るための予防メインテナンスでもお伝えしているとおり、長い目で見れば、日頃から予防に力を入れて健康な歯を維持する方が、経済的な負担を大幅に軽減できることは明らかです。歯を残すことは、健康面や経済面から考えても、豊かな人生を送るために欠かせないものなのです。
歯を残すための精密根管治療
通常の根管治療では難しく、抜歯という選択肢しか残されていないケースでも、精密根管治療なら歯を残せる可能性があります。
マイクロスコープで精密な治療
従来の根管治療では、歯科医師の経験や勘に頼る部分が多く、歯根の形状を正確に把握することが難しい場合がありました。そのため、治療後に再発したり、最悪の場合は抜歯に至ってしまうケースも少なくありません。
一方、町田歯科でご提供している精密な根管治療では、冒頭でお伝えしたように、マイクロスコープを活用し、肉眼では見えない細部まで精緻な治療を行います。
マイクロスコープとは、最大で20倍以上にも拡大できる歯科用顕微鏡のことです。肉眼では見落とされてしまうような根管の入り口や病巣を発見し、的確に歯髄を取り除くことで、再発のリスクを大幅に低減できます。それが歯の寿命を延ばし、抜歯の可能性を減らすことにもつながります。
根管治療におけるマイクロスコープの使用については、マイクロスコープを使った根管治療のコラムで詳しく解説しておりますので、併せてご参照ください。
ラバーダム防湿で治療の成功率アップ
治療の成功率を高めるために欠かせないのが、ラバーダム防湿です。これは、治療する歯だけを小さなゴムのシートで覆い、他の部分を隔離する処置のことを指します。
ラバーダム防湿を行うと、唾液や細菌の侵入を防ぎ、治療の成功率向上や治療時間の短縮、薬剤の誤飲を防ぐ効果も期待できます。
日本ではまだ全ての歯科医院で行われているわけではありませんが、歯科医療先進国の欧米では広く普及しており、町田歯科ではラバーダム防湿を行ったうえでの根管治療も可能です。
ラバーダム防湿については、町田歯科ブログでも詳しく解説しておりますので、併せてご参照ください。
MTAセメントで歯髄を保存
MTAセメントとは、歯の成分に近いカルシウムを主成分とし、歯と強固に接着できるセメントのことです。固まる際に膨張する性質があり、肉眼では見えないような隙間もしっかり塞いで細菌の侵入を防ぎます。
虫歯が大きく神経まで達してしまった場合は、神経を取り除く抜髄(ばつずい)という治療が必要でした。しかし神経が露出してしまった場合でも、MTAセメントを使うことで、神経を残せる可能性が広がったのです。
根管治療についてのよくある質問(FAQ)
Q1. どのような時に精密根管治療を受ければいいのですか?
精密な根管治療が必要となるのは、主に以下のような場合です。
- 虫歯が進行して神経にまで達している
- 歯の根っこの形が複雑で治療が難しい
- 通常の根管治療を受けたけど痛みが引かない
- 歯根の先に膿が溜まって腫れが大きい(根尖病巣)
- 過去に根管治療を受けた歯がまた痛くなってしまった(再根管治療)
「できる限り歯を残したい」「精度の高い治療を受けたい」という方は、町田歯科の精密根管治療を検討してみることをおすすめします。
Q2. 治療期間はどれくらいかかりますか?
根管治療の期間は、状態や症状の重さによって異なります。1~2回の通院で完了することもあれば、歯の根の先まで感染が広がっていたり、根管の形状が複雑な場合は3~5回以上の通院が必要になることもあります。
また、過去に根管治療を受けた歯の再治療(再根管治療)の場合は、治療期間が長引く傾向があります。町田歯科では、1回あたりの治療時間を長く(最低30分以上)、治療回数をできるかぎり少なく(最大でも5~6回)することを心がけています。
Q3. 精密根管治療の成功率はどのくらいですか?
精密な根管治療の成功率は、一般的に70~90%と言われています。もちろん、これはあくまでも目安です。歯の状態や感染の程度、歯科医師の技術力などによって多少の変動はあります。
しかし、従来の根管治療の成功率が30~50%程度であることを考えると、精密な根管治療の成功率の高さが際立っていることがわかります。
Q4. 根管治療後に痛みが生じたら?
根管治療の後に痛みが出る場合は、麻酔が切れたことによる治療の刺激痛や、嚙み合わせの不具合、神経の取り残しなどの原因が考えられます。痛みが出た場合は、安静にして患部をやさしく冷やすようにし、それでも痛みが引かない場合は、速やかに歯科医院に連絡しましょう。
根管治療後の痛みについては、根管治療の後の歯が痛い?対処法は?のコラムで詳しく解説しておりますので、併せてご参照ください。
お伝えしたように、町田歯科ではマイクロスコープを使用した精密な根管治療を行いますので、これらのトラブルは起きにくくなります。
できる限り自分の歯を残したいとお悩みの方は町田駅徒歩3分の町田歯科へ
自分の歯を残すためには、治療の前に予防を重視するのが一番です。日頃から丁寧な歯磨きと定期的な歯科検診を心がけ、歯やお口の状態を健康に保ち、ご自身の歯を将来にわたって維持できるようにしましょう。
ただ、虫歯や歯周病によって治療が必要になった場合は、可能な限り歯を残すために、マイクロスコープを使用した精密な根管治療を行うことで、従来の方法では難しかった症例にも対応でき、抜歯のリスクを減らすことができます。
トップページでもお伝えしているとおり、町田歯科では、歯をできるだけ抜かない、そして削らない治療を指針としています。可能な限り自分の歯を残したい、そしていつまでも自分の歯で生活したいとお考えの方は、町田駅徒歩3分の町田歯科にご相談ください。