年齢を重ねると、どうしても歯茎は下がってきてしまいます。すると、歯の根元にできる根面う蝕(こんめんうしょく)という虫歯にかかりやすくなります。
特に、高齢で寝たきりになってしまったり、認知症を患っている患者さんは、根面う蝕によって歯が折れてしまうと、誤飲や誤嚥(ごえん)のリスクにもつながるため、注意しなくてはなりません。
また、高齢の方は長時間の歯科治療も難しいケースも多いため、高齢者に合わせた根面う蝕の治療を行う必要があります。今回は、高齢者に増える根面う蝕のコラムで、高齢者ゆえの注意点や、治療法や予防法について解説します。